マンションの【トイレリフォーム体験記】後悔しないリフォームの手順と注意ポイントは?
トイレリフォームが人気です。すっきりきれいなトイレに入ると、気持ちが明るくなりますよね。「便器に汚れが残りやすい」「ホコリがたまりやすい」など、ストレスのもとだったトイレを、一大決心して、フルリフォームをすることにした体験談を紹介しましょう。リフォームはまとめてやったほうがおトクです!
目次
トイレがストレスのもとに
「還暦を過ぎたら故郷へ戻ろう」と考えていた私と夫。2021年春、30年以上暮らした東京を離れ、夫婦ともに生まれ故郷である北海道へ移住しました。
移住に際し、東京のマンションを売却して札幌にある築12年の中古マンションを購入。入居前にフローリングと壁を全面リフォームしました。併せて浴室も変えました。
ただし、トイレはリフォームをしませんでした。なぜなら、マンションの売り手であるリノベーション会社が便器を新しいものに変えていたから(現在は中古マンションを一部リフォームして見栄えを良くしてから販売するケースも多いらしい)。
つまり便器は新品で、トイレリフォームの必要性を感じなかったのです。
確かに便器は新しかった。でも実際に使ってみたら……。
手洗い器と壁の隙間にホコリがたまりやすい。何よりの問題は便器です。尾籠な話で恐縮ですが、便がキレイに流れずにベタッと残りやすい。排便のたびにブラシで便をこすって流す作業のいら立つこと。
私は在宅での仕事が多いライターだし、夫は移住を機に仕事を辞めた身。つまり、二人とも家にいる時間が増え、おのずとトイレを使用する回数も多くなります。そのたびに「このトイレ、嫌だな」と思い続けて1年。
「還暦を過ぎたら、できるだけストレスの少ない暮らしがしたい」と思っていた私たち。
移住に伴い、食器洗いの負担を減らすために食器洗い乾燥機をつけたし、洗濯ものを干したり取り込んだりの手間を減らすためにドラム式洗濯乾燥機に変えました。
なのに、トイレでイライラするとは。これではトイレのみならず、精神の衛生にもよくない。そう判断し、トイレをリフォームすることにしました。
まずは設備と施工会社を決定
施行工事をお願いしたのは、札幌にあるマンションリフォーム専門会社「アイ・ホーム北海道」(以下、A社)。
ここは移住の際、札幌の中古マンションのリフォームをお願いしたところです。
「リフォームは複数社に見積もりを取って」と言われます。実際、マンション購入時の壁や床などのリフォームでは複数社に見積もりを取りました。その結果として、A社にお願いしたわけです。
マンション居住後も「網戸が壊れた」などというときは直してもらっています。
また、A社がTOTOリモデルクラブ店(TOTOのあんしん品質をクリアしたお店)であったことも選択理由のひとつです。
施工業者を選ぶ前にトイレに関するさまざまなパンフレットを集め、「トイレはTOTOにしよう」と決めていました。施工業者は「TOTOのリモデルクラブ店」「パナソニックのリフォームおすすめ店」などがあり、例えばTOTOのお風呂をTOTOが強い施工業者に頼むと安心だし、設備の割引率も高い……ような気がします。
というわけでトイレは「TOTO」、リフォームは複数社の見積もりは取らずにA社に決定しました。