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【医師チャ・ジョンスク】ロイ先生(ミン・ウヒョク)のキラーワードに胸キュン。9〜12話【韓国ドラマ】

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marumi

病院の寮で一人暮らしを始めたジョンスクは、何かと気にかけてくれる医師のロイ・キム(ミン・ウヒョク)から、医療ボランティアを勧められる。医療の手が十分に届かない僻地に出かけ、専門ではない出産を医師として無事にやり遂げて感謝されたりしたことで、こんな自分でも役に立つことがある、と知る。人の役に立つ、という実感こそ、いまのジョンスクいちばん必要なものだったに違いない。

下心を潜ませながら、徐々にその気にさせていくロイの手練手管は見事。「もう子どもたちを言い訳にせず、幸せになる道を選ぶべきです」「(人生に迫って来た)波を乗り越えたら、ぼくにも機会が訪れますね」―― ロイ先生のキラーワードの連射に魂を撃ち抜かれます(笑)。

そして、障碍者専用駐車場に不当に停めた車を目撃したジョンスクは、イノに「この全てはあなたの過ちではない」と伝える。善悪を教えなかった姑、何より何に対しても甘かった自分にも責任があると考え、決して人のせいにしないのが、これまで苦労しながらも真摯に生きてきたジョンスクらしい。さらに、「今後はもう、子どもの親という関係だけでいいと思う。離婚しよう」と告げる。驚いたイノはその場にぶっ倒れて……。

重い展開が続く中、ジョンスクが息子の恋人で、先輩レジデントでもあるチョン・ソラ(チョ・アラム)の車で夜ドライブするシーンが素敵だ。金持ちの家に生まれ、言葉はキツいしツンデレだけれど、人の痛みがわかるソラ。夫の不倫を知ってふさぎ込むジョンスクを何も聞かずに誘い、オープンルーフの車に乗せたはいいが、途中で土砂降りの雨に逢う。ずぶ濡れになりながら、大きな声で叫び、無邪気に笑い合う年齢の離れたふたりの様子に、見ているこちらもなんだかスカッとしてくる。ちょっと気分が落ちたとき、きっと繰り返し見たくなるはずだ。

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