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【心と体を癒す、温泉宿紀行】夏の北海道で「モール温泉」の開放感を!アイヌ文化も楽しめる「界 ポロト」で2泊3日の旅PR

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のかたあきこ

星野リゾートの温泉旅館「界」に滞在しながら、ご当地の食や文化を満喫する「現代湯治」の旅です。好奇心も程よく刺激されて、楽しみながらリラックスできます。今月は夏の北海道へ2泊3日の旅。アイヌ文化とモール温泉を楽しむ湖畔の温泉旅館「界 ポロト」を、宿、航空券と現地での交通が一括手配できる「界のこみこみ旅」体験でご紹介します。

Vol.1 北海道・白老温泉「 界 ポロト」

夏の北海道、「モール温泉」の開放感。アイヌ文化継承の白老・ポロト湖畔の宿へ

温泉、食。大地の恵みに感謝し自然とひとつになる

雄大な自然が広がり、山海の恵みを堪能できる北海道。実は温泉もバラエティーに富み、温泉地数は全国1位。その中でも注目を集めている白老(しらおい)温泉を訪ねました。

今回は宿、航空券と現地での交通の一括手配ができる「界のこみこみ旅」の体験で、「界 ポロト」を2泊3日で楽しむことに。グリーンシーズンで混み合う新千歳空港ですが、送迎タクシーが待機してくれているので安心。登別市と苫小牧(とまこまい)市の間にある白老町は、太平洋に面した漁業の町。いやがうえにも美食への期待が高まります。

ポロト湖とはアイヌ語で「大きな湖」を意味し、ミズナラやハンノキ、カラマツなどの木々が水辺を彩ります。その湖の南岸に立つ「界 ポロト」は、全42室がレイクビューという好立地。宿に到着すると、湖畔を吹き抜ける涼やかな風が迎えてくれました。「今日は宿でゆっくり過ごし、移ろいゆく湖の景色を楽しもう」。そう思わずにはいられない、絶景が広がります。

自然との共生、互恵関係、アイヌ文化から学んだこと

まず目を引くのは宿のシンボル、高さ約9・5mのとんがり屋根の湯小屋、「△湯(さんかくのゆ)」。ここでは旅の目的のひとつ、世界的にも珍しいモール温泉が楽しめます。

「植物性有機物を含み、茶褐色で土の香りがする弱アルカリ性単純温泉。とろんとした湯心地で肌がスベスベになる、『天然の化粧水』とも称される美肌の湯です」と湯守りのスタッフの方が教えてくれました。

「界」では「うるはし現代湯治・温泉いろは」で入浴指南が受けられます。知識を得てからの入浴は、いつもよりリラックスできる気がするから不思議です。

自然にとけ込むご当地部屋

客室は全室が地域色豊かなご当地部屋。写真は「□の間(しかくのま)」。アイヌ民族の家屋「チセ」の中心にあった炉を模したテーブルや、アイヌ文様、アイヌ彫りから着想を得たしつらえなどがあり、「界 ポロト」ならではの空間に。

界 ポロトを象徴する赤いとんがり屋根

ポロト湖畔に佇む三角屋根の湯小屋は「界 ポロト」を象徴する建物。アイヌ民族が家を建てるときの三脚「ケトゥンニ」を基本構造にしています。英国の旅行専門誌でベストデザイン賞を受賞した、美しい佇まいの宿です。

湖と一体感を味わえる、特別室露天風呂

「□の間(しかくのま)」特別室の露天風呂。ポロト湖や樽前山が眺められる絶景の特等席。湯船に浸かれば湖に浮かんでいるような開放感が味わえます。全42室のうち15室に、モール温泉を楽しめる露天風呂が備わっています。

初日は、地域文化を紹介してくれる界の「ご当地楽」に参加。暖炉のあるロビーで、ハーブを使ったアイヌ伝統の魔除けを作ります。印象的だったのは、「アイヌ民族は花や火や水や、私たちを取り巻くすべてをカムイ(神)と考えます。『天から役目なしに降ろされた物は一つもない』というアイヌの精神が私は好きです」との言葉。とても共感しました。

ご当地楽でアイヌ文化に触れる

アイヌ文化伝承者から直接教わる「手業のひととき」(有料)。「アイヌ伝統歌『ウポポ』を奏でるひととき」と題し、節回しやメロディーなどをまねながら学ぶ口承文芸を体験。

スタッフによるおもてなし「ご当地楽」(無料)は、アイヌ民族に伝わる「イケマと花香の魔除けづくり」。イケマはガガイモ科の植物で、魔除けとして身につけられていたもの。

夕食は、北海道ならではの海産物や農産物を楽しむ会席料理。道産ワインとのマリアージュも旅の思い出に。朝食にはアイヌの郷土料理「チェプオハウ」(鮭の具だくさん汁)がベースの「鮭とじゃがいものすり流し鍋」が登場。メニューが変化するのも連泊ではうれしい点です。

北海道の食材を味わう会席料理

北海道の海と山の幸が並ぶ会席料理では、地元の窯元の器を使い、旅情をかきたてる演出が。そのひとつが、アイヌ民族が使用した丸木船を彷彿とさせるお造りなどの「宝楽盛り」。目にも楽しい料理が、「界 ポロト」の人気の秘密。

2日目は隣接する国立施設「ウポポイ」(民族共生象徴空間)へ。アイヌ文化をより深く知ることができ、伝統を継承するアイヌ民族への畏敬の念を覚えました。

最終日は出発まで部屋でゆるゆるゴロゴロ過ごすのもよし、タクシーで観光地を巡るのもよし。リラックスして過ごすごほうび旅、いかがでしょうか? 国内には魅力的な温泉地がまだまだあります。次はどこの宿で特別な時間を楽しもうかな。

界 ポロト

北海道白老郡白老町若草町1-1018-94
アクセス/新千歳空港から車で約40分、電車の場合はJR新千歳空港駅から南千歳駅へ、特急に乗り換えJR白老駅まで約40分、駅から徒歩約10分。
客室数/全42室 チェックイン15時、チェックアウト12時料金/1泊 3万1000円~
(2名1室利用時1名当たり、税・サービス料込、夕朝食つき)
☎050-3134-8092(界予約センター)
界ポロト公式サイト

航空券もタクシーもお任せ。界のこみこみ旅

●宿泊/2023年7月1日~24年2月29日 ※コースにより期間は異なる
●利用対象者/ご宿泊時点で70歳以上の方 ●利用人数/1~3名
●コースと対象施設/コースは全4コース。
①北海道 界 ポロト2泊、②北陸 界 加賀2泊、③山陰 界 出雲、界 玉造 各1泊・計2泊、④九州 界 別府、界 由布院 各1泊・計2泊
●料金/1人16万円~(2名1室利用時、税・サービス料込)
●含まれるもの/夕朝食(各2回)、2泊分の宿泊費、往復航空券、現地での
タクシー代 ※1、フリードリンク ※2、施設から発送する宅配便 ※3。
※1:空港~施設間往復、中日の移動、観光で利用可能
※2:客室内の冷蔵庫、夕朝食時のグラスメニューから利用可能
※3:1人につき1個

ご予約は公式サイトから
界の「温泉旅シリーズ」公式サイト

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