PROFILE
杉山清貴さん

すぎやま・きよたか●1959年、神奈川県生まれ。83年、「杉山清貴＆オメガトライブ」として「SUMMER SUSPICION」でデビュー。86年、「さよならのオーシャン」でソロデビュー。2021年～23年、杉山清貴＆オメガトライブのデビュー40周年記念プロジェクトとして、リリースしたアルバムのリミックス盤が順次登場。2023年5月、ソロアルバム『FREEDOM』リリース。
オフィシャルサイトhttp://islandafternoon.com/
杉山清貴＆オメガトライブ」40周年スペシャルサイトhttps://www.vap.co.jp/sugiyamaomega_40th_anniversary/

『FIRST FINALE REMIX』

2021年より、杉山清貴＆オメガトライブのデビュー40周年を記念して、アルバムリミックスプロジェクトが開始。2023年9月、その第5弾として最後のアルバム『FIRST FINALE』のリミックス盤が登場。「ガラスのPALM TREE」を筆頭に、数々の名曲が最新技術でリミックスされ、よみがえる。ボーナストラックには「FIRST FINALE」のリアレンジを収録。
VPCC-86465　2750円／VAP
詳細は https://VAP.lnk.to/first_finale_remix　にて。

何かに固執せず、変わることも恐れず

「杉山清貴＆オメガトライブ」としてだけでなく、杉山さんはソロ活動も精力的に行っている。

杉山清貴＆オメガトライブが解散した翌年の1986年、「さよならのオーシャン」でソロデビュー。以来、数多くのライブを行ってきた。

また、7年ほど前からはプロデューサーと組んで“新しい杉山清貴”を表現している。

「ソロになって30年、環境や時代によって作品の方向性を変えながらやってきました。自分での“杉山清貴”の表現はし尽くした感があり、そこで人と組むことを選択したんです。新しい出会いで新しい音楽が作れるのなら、そのほうがいいと思って。今『こういう音楽の作り方があるんだ』『こういう声の出し方があったんだ』と新しい発見をしています」

自分のやり方に固執しないことで新たな音楽を提供し続けてきた杉山さん。

「何かに固着しようとは思わないし、逆に無理に変えようとも思わない。ただ、流れ的に受け入れるのが自然であれば受け入れる。そうしてやってきました」

ソロツアーも目白押し！

杉山さんのオフシャルサイトのツアー情報（カレンダー）を覗いてみると、「杉山清貴バンドツアー」を中心にライブが目白押し。例えば2023年10月は8ライブ、11月は9ライブを開催。「休みはありません」と笑う。

あわせて、最近はツアーグッズも用意しているとか。ロゴは「飼ってるヒヨコは憎めない」。そのココロとは？

「ココロはないです（笑）。ただ、ヒヨコは何をやっても憎めないだろう、と思って。シャツなどツアーグッズにツアー名や自分の名が入ると持つのが恥ずかしい。だからといって何も入れないのはツアーグッズになりません。そこでヒヨコのイラストと『飼ってるヒヨコは憎めない』と入れることにしました」

ちなみにサングラスをかけたヒヨコのイラストは杉山さん作。

「絵が好きで子どもの頃は漫画家になりたかったんです。結局、ペンよりギターを選んだけれど（笑）」
　
さらにシンガーソングライターの増田俊郎氏と結成したバンド「DA BUDS」のライブも開催。2023年10月には、結成25年目にして初のアルバム『Paradise Song』もリリースした。

「『DA BUDSはおじさん二人の部活系ユニットで、25年目にしてのファーストアルバムです」

スウェットシャツの他、サコッシュ、キャンドルなどのツアーグッズには「飼ってるヒヨコは憎めない」のロゴが。（杉山清貴 Instagramより）

「DA BUDS」のファーストアルバム『Paradise Song』。こちらのイラストも杉山さんによるもの。「じつは、椰子の実は潜水艦。きれいな波を求めて、島を装い進んで行きます」。（杉山清貴 Instagramより）