韓国リメイク版「愛していると言ってくれ」。チョン・ウソンの表情がいい! 1〜4話レビュー【韓国ドラマ】
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marumi
このシーンのバックには、ジヌの心の声がチョン・ウソンのナレーションで流れる。オリジナルにも同様の演出があり、語られる言葉のひとつひとつが、音のない世界で生きることの現実を問いかけるようで、深く胸に刺さる。
「僕が人と共存するには、努力することが当然必要だと思っていた。努力なんかしなくても、聞こえる人ばかりだから。ある日、そのうちの一人がそばに来て、挨拶をしていった。僕にまた会えてうれしいと言った」——ジヌの心に静かな変化が萌したことを予感させる、余韻あふれる名シーンだ。
ジヌが聴覚障害を持つ学生向けに講師を務めるアートセンターと、モウンがアルバイトするカフェが偶然、向かい合わせだったこともあり、2人の距離は少しずつ縮まっていく。
音楽好きなモウンとコンサートに行く約束をしたことを後悔するジヌ。モウンは「私の歌を聞いてみる?」とジヌの手を自分の喉に当てて、響きを感じさせる。ジヌの表情が和らぐ。
「耳の聞こえないことも時々忘れる」「(手話をする)私の話を聞こうと努力してくれたから」と伝えるモウンに、「聞こえないのではなく、聞きたいことだけに耳を傾けていたのかもしれない」と気づくジヌ。モウンのゆっくりな手話が愛おしい。
突然の雨に相合傘で歩くことになったふたり。「会話」と「告白」の手話を間違え、「雨が降っているから告白できませんね」と伝えてしまったモウンに、ジヌは微妙な表情でニヤける。可愛い。
そして、ケガをした主役の代役に抜擢され、急遽、舞台に立つことになったモウンの目に映ったのは、客席に座るジヌだった。「君ならできると信じているよ」と真っすぐモウンを見て、手話で伝えるジヌ。静かな世界の大人の恋はなんて素敵だ!
配信情報
『愛していると言ってくれ』
ディズニープラス スターにて独占配信中
(全16話/毎週月・火1話ずつ配信)
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原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)
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