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青山新さんが出会ったこの音楽「八代亜紀さんの存在とこの歌が、演歌歌手を志すきっかけになりました」

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ゆうゆう編集部

青山 新さんが演歌歌手を志すきっかけとなった一曲とは? そして、尊敬する歌手・八代亜紀さんとの共演エピソードなども教えていただきました。

PROFILE
青山 新さん

あおやま・しん●2000年、千葉県生まれ。中学時代に出場したカラオケ大会で関係者の目に留まり、作曲家の水森英夫氏に弟子入り。20年2月にシングル「仕方ないのさ」でデビューを果たす。
23年11月、地元浦安での単独公演「青山 新 コンサート 2023 ただいま!おかえり!おかわり!」を成功させる。
4枚目のシングル「女のはじまり」が好評発売中。

八代亜紀さんの存在とこの歌が、演歌歌手を志すきっかけに

僕の祖母は美容院を経営していて、お店では有線放送で演歌や歌謡曲が流れていました。そして週1回、歌好きな祖母とカラオケに行くのが子どもの頃からの習慣でした。演歌を身近に聴いて育ったこともあり、僕もだんだん演歌に興味をもつようになったんです。そして最初にファンになったのが、八代亜紀さんでした。

八代さんの歌はどれも大好きですが、特に思い入れがあるのは「舟唄」です。まずイントロが独特。これを聴いただけで歌の世界にスーッと入り、心が満たされます。さらに八代さんの歌がカッコいい! 日本人の魂を八代さんならではのソウルにのせて歌われていて、演歌の魅力をギュッと凝縮したような曲だと思います。初めて聴いたのは小学3、4年生の頃。歌詞の意味までは理解していませんでしたが、こぶしやビブラートが心地よくて、よく口ずさんでいました。

その後、カラオケ発表会に出るようになり、人前で歌って「うまいね」と言われると嬉しくて、楽しくて。いつしか「歌手になりたい……かも」という漠然とした夢が芽生え始めました。そして、中学2年生のときに出場したカラオケ大会で優勝。そのとき審査員だった方に声をかけていただき、作曲家の水森英夫先生に弟子入りしました。初めて先生の前で歌ったのも「舟唄」なんですよ。それから5年間レッスンを受け、2020年にデビューすることができました。

デビューして間もない頃、僕がこの世界を志すきっかけをくださった八代さんと初共演したんです。尊敬する歌手の曲をカバーして歌う企画と聞いていましたが、実はこれがドッキリ企画で、僕が歌っている途中でまさかのご本人登場! ドッキリなんて初めてだし、ましてや憧れの八代さんが目の前に……。僕は大号泣して、続きを歌えなくなってしまいました。

その共演時、八代さんが僕の名前「新」を書にしたためて贈ってくださったんです。これは僕の宝物。僕も八代さんのようなスターになりたいと、日々頑張っています。

八代亜紀 「舟唄」

1979年にリリースされた八代亜紀のシングル曲。初の男歌として新境地を開拓し、大ヒット。日本レコード大賞金賞など多数の賞を受賞し、同年の「NHK紅白歌合戦」では「舟唄」で大トリを務めた。

「青山新オフィシャルサイト」で最新ニュースをチェック!

オフィシャルサイトはコンサートやメディア出演情報、公式ファンクラブ「新・選組」の入会案内など、コンテンツも充実。
https://www.aoyamashin.com

「東京演歌ライブなかのVol.225」2024年1月24日(東京・なかのZERO大ホール)、 「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート2024」1月30日(愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)に出演予定。

※この記事は「ゆうゆう」2024年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

ゆうゆう2024年2月号

「目指せ、一生ボケない暮らし」を大特集。90代でも元気に仕事を続けているエッセイストの海老名香葉子さん、ジャズクラリネット奏者の北村英治さんのお二人に「脳にいい毎日習慣」を教えてもらいました。また、専門家には「認知症との正しい向き合い方」と「ボケを防ぐ眠り方」を取材。老年精神科医の和田秀樹さんは言います。「認知症は誰もがなる病気。むやみに恐れる必要はありません」と。この特集を通して認知症についての理解を深め、できることから認知症対策を始めてみては。
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