【ひとり暮らしのお宅拝見】60代、YouTuberのyamaさん「持ち家を手放したら一気に身軽に。質素ながら自由な暮らしを満喫中」
生き物との暮らしと動画配信が生きがいに
yamaさんの自律的な生活を支えているもののひとつが、3羽の文鳥たちだ。「今は完全に文鳥ファーストの生活です(笑)」の言葉どおり、yamaさんの生活リズムは文鳥たちによって刻まれている。朝は4時に起き、鳥たちが寝る午後8時には部屋を暗くする。気持ちよく放鳥できるよう、部屋は毎日掃除。長時間の外出や旅行はしない。
「どれも鳥たちのためですが、好きでやっていることだから苦になりません。それよりも鳥たちが与えてくれるもののほうが大きくて。何より、私を頼ってくれる存在、私がいないと困る存在がいるだけでも、しっかり生きなければ!という気持ちになれるんです」
もうひとつ、yamaさんの支えになっているのがYouTubeの配信だ。もともとは「病気やひとり暮らしの不安を吐き出すために」始めたというが、今では1週間かけて撮影・編集をするのが楽しみに。
「見てくださっている人たちとコメント欄で交流するのも楽しくて。お互い顔も本名も知らないオンライン上のおつき合いは、リアルな人間関係よりもゆるくて気軽で、私にとっては居心地がいいんです」
ほどよい距離感のコミュニティーだからこそ、素直に本音が出せて、たくさんの人たちと信頼関係を築ける。視聴者にとっては、yamaさんの動画には60代のひとり暮らしの知恵やヒントがいっぱい。今週も配信を心待ちにする女性たちに寄り添い、勇気を与えてくれるはずだ。
『ゆうゆう』2024年10月号
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