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「とにかく最高の場所だった」モンサンミッシェルとはどんなところ?中道あんさん流

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中道あん

「いつか時間とお金ができたらパリに行ってみたいなぁ」そんな思いをついに叶えた、トップブロガーの中道あんさん。パリひとり旅は、「60歳になった自分に自分でお祝いがしたい」という気持ちから始まりました。「とにかく最高の場所だった」というモン・サン・ミッシェルについて、話題の新刊『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』からご紹介しましょう。

★サンジェルマン・デ・プレの街歩き★
パリ【女ひとり旅】サンジェルマン・デ・プレの街歩き&カフェでお茶を 中道あんさん流

友人と合流し、「モン・サン・ミッシェル」へ。 とにかく最高の場所だった!

パリ7日目。ひとりがちょっぴり退屈になってきたころに、愛知県から友人がやってきた! 人生初の海外旅行が3泊5日のパリ旅行! なんと到着翌日には、私とともに早朝からモン・サン・ミッシェルへ。

人には一生に一度は見ておきたい場所というのがあると思う。まさに友人と私はピ ッタリと意見が合ったのだ。結論から先に言っちゃうと、なにもかもが最高だった! 大型観光バスでぶっ飛ばしてもパリから5時間。幸運にも前日までのどんよりとした雨曇りが噓のような青空が広がっている。

ご存じの方も多いだろうが、モン・サン・ミッシェルはフランス西海岸のサン・マロ湾に浮かぶ小さな島で、全体が修道院として利用されていた。“西洋の驚異”と称されるのは、あまりにも幻想的な姿と、数奇な歴史をたどっているからであろう。壮麗な佇まいの島を青い空が引き立て、潮が引いた砂浜に今にもつきそうなくらい低い雲が連なって動いていく。

見渡す限り、砂浜に続く地平線である。潮が引いた地面から香りが立っているのか、島に続く長い橋の上に立ってみると、これまでに嗅いだことがないようなスパイシーな香りがやんわりと鼻を刺激する。大自然のアロマとでも言うべきか、すごく気持ちがいい。

友人は「私、晴れ女だから」と自慢げに朝から同じことを何度も言っているが、悔しいけれど彼女のパワーはすごかった。いつ雨が降るかもわからないから折りたたみ傘を持って行くようすすめたものの、彼女と一緒のときには1滴の雨も降らなかったのである。自称「晴れ女」の私は、彼女の前では降参した。

モン・サン・ミッシェルのベストシーズンは夏! 海の上にあることから夏でもそんなに気温が上がらず一年を通して寒いと感じるのだそうだ。11月に入りグッと冷え込んでいたパリだが、この日は寒さ知らずの過ごしやすい気温だった。日本に帰ってからYou Tubeを見て知ったのだけれど、夏のハイシーズンは島内に観光客が溢れ返っており、画面には人しか映っていないと言っていいほどだった。

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