↓
↓
↓
答えは「鳥曇」

「鳥曇」は、春の季語です。
「とりぐもり」と読みます。
春、渡鳥が春に北へ帰るころの曇天のこと。

なごりおしい、別れを惜しむような気持ちになる曇り空、でしょうか。

帰る鳥の羽音が風のように聞こえるのを「鳥風」というそうです。


ほかにあげものはすべて夏の季語です。


「朝曇」は夏の季語。
「あさぐもり」と読みます。
厳しい暑さになる日の朝、あたりがぼーっともやをかけたようになること。
「早の朝曇り」といいます。


「雲海」（うんかい）も夏の季語。
高い山の上から見下ろすと、足下に見える雲の連なりで、海のように見えます。


「雲の峰」（くものみね）は夏の季語。
山が巨大な塔のようにむくむくと盛り上がった入道雲のこと。
積乱雲とも。
これはわかりやすかったのではないでしょうか。夏の空のイメージが広がります。


季語の解説は、『新版いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏』辻桃子・安部元気著（主婦の友社）を引用しています。

新版いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏

辻桃子著　安倍元気著
主婦の友社刊

春・夏の季語、例句がぎっしり。初心者から経験者まで一生使えるハンディ歳時記。吟行や句会にも携帯しやすいコンパクト版

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します（PR）

詳細はこちら

★あわせて読みたい★