北中植物商店オーナー夫妻の自宅。散る間際の花の飾り方とは?「朽ちてしまっても花は楽しめます」
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ゆうゆうtime編集部
都会の喧騒から離れた、三鷹市大沢の野川沿いにて、庭と花の小さなアトリエをかまえる小野木さんと北中さんご夫妻。話題のアトリエを営むフローリストと造園家のご自宅はコンパクトながら開放感のある空間です。「花を飾るだけじゃなく、お世話する楽しさも感じてもらいたい」というご夫妻に暮らしぶりを見せていただきましょう。
▶️▶️花と緑のインテリア【実例】
中目黒のフラワーショップ farver オーナーの自宅。「ジグザグに植物を配置する」と、こんなにすてき!
北中植物商店
小野木彩香さん
東京・三鷹市にアトリエを構える植物商店。フローリスト小野木さんと造園家である北中祐介さん夫婦で営んでいる。2021年2月に現在の場所に移転リニューアルしたばかり。
http://www.kitanakaplants.jp/
アトリエは週末を中心にオープン(スケジュールはウェブサイトを確認)。販売やワークショップなどを行っている。そのほか庭の設計施工と管理、植栽、オフィスや店舗の空間ディスプレイ、ブライダルなどのスタイリングも手がける。自宅は夫婦2人暮らし。
生活環境に合う植物を選んで、お世話する楽しさも感じてほしい
東京の喧騒をまったく感じさせない、川のほとりにたたずむ北中植物商店。目の前には水車が回る東屋もあり、春には満開の桜を楽しめる絶好のロケーションです。
「川沿いを散歩する近所の方々が、フラッと立ち寄ってくれるんです。夫が手がける庭の設計施工もそうですが、木々や植物、花が暮らしに自然と溶け込むようなお手伝いをしたいなと考えています」
2020年は外出自粛、前アトリエの閉店、移転準備と目まぐるしく環境が変化。そんななか庭部門では庭メンテナンスの問い合わせが増え、WEBストアでは花の定期便などの注文が激増。
「リピーターの注文も多かったですが、新規のお客様がかなり増えました。こんな状況だからこそ、植物が求められていると実感しています。新アトリエがオープンし、WEBストアの新規のお客様とはじめて顔を合わせられたときは本当にうれしかったですね」
コロナ禍をきっかけに家で植物を飾る人が増えたのは素直にうれしい。でも、目の届くところで大切に管理してほしいと小野木さんは言います。
「植物との暮らしに慣れていないと、存在を忘れてしまいがち。まずはキッチンや洗面所など水替え、水揚げしやすい場所に置くのがおすすめです。お手入れする習慣がついたら、飾り棚に置くなどインテリア要素をとり入れても大丈夫。花を飾るだけじゃなく、お世話する楽しさも感じてもらいたいと思っています」