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北中植物商店オーナー夫妻の自宅。散る間際の花の飾り方とは?「朽ちてしまっても花は楽しめます」

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ゆうゆうtime編集部

自分の好きな花を自由に飾れるのは幸せ

アトリエとともに設計からスタートした小野木さん夫妻の自宅。観葉植物を効果的に配置した、コンパクトながらも開放感ある空間です。「天井が高いから、大きな植物を入れても窮屈に見えません」。家のつくりがシンプルなので、緑と花で色を足してバランスをとっているそう。

生花市場へ仕入れに行き、アトリエでも販売するプロでありながら、他のフラワーショップで花を買うことも多いという小野木さん。「仕入れる花はお店によって違うから、その店のカラーが出て新鮮です。自宅に飾る花を選ぶのはとても楽しいですね。花を買って家に帰るワクワク感は、昔も今も変わりません。花器との組み合わせも考えながら、気分に合わせて生けています」

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自宅はワンフロア。部屋の中央には北中さんがセレクトしたフィカス・ベンガレンシスを。「比較的育てやすい植物です。前の家でも小さいサイズのものを飾っていました」。グリーンのソファはカリモク60。

実のような花囊(かのう)をつけるフィカス・ベンガレンシスは、空間のいいアクセントに。

「小さなグリーンはトキワシノブ。葉が一年中緑です。植え込み材に水苔を使い、東京の新島から産出した軽石の鉢に入れています」

リビングに花を飾れば 自然と部屋が整います。

ランの一種、オンシジウムを小さなトックリに入れて。「テレビが目の前にある場所なので、高さのない繊細な花を選びます。コーヒーテーブルに飾ると、花以外のものを置かなくなるのでいいですよ」。テーブルはデンマークのソーイングテーブルのヴィンテージ。

棚の高さを生かして 垂れ下がるグリーンを。

つるが伸びて成長していくエレンダニカ。「半日陰でも育つので、ビギナーでも管理しやすいおすすめのグリーン。商業施設内のディスプレイでよく使われている植物です」

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