「持っている服は15着」古い集合住宅で【捨て活】を始めたインスタグラマーの暮らしぶりを拝見
どう生きるのかを考えることが、自分の暮らしを形づくります。あなたは何を大事に生きていますか。ちゃんと自分と向き合っていますか。新刊『自分サイズのすっきり大人暮らし』(主婦の友社)から、熊本地震をきっかけに、暮らしを見つめ直した、インスタグラマー apartment 301さんをご紹介します。3回にわたってお届けする、第2回は家具の選び方について。
★第1回はこちら★
地震をきっかけに【捨て活】を始めた インスタグラマーのストーリー。リノベ可能な賃貸に出会う
プロフィール
apartment 301さん
熊本県在住。熊本地震をきっかけに“持たない暮らし”へ。シンプルな生活の様子を綴ったインスタグラムが人気となり、2023年に『捨て活で見つけた「私」が主役のワンルームライフ』(主婦の友社)を刊行。現在は、リノベーションした賃貸物件に暮らしながら、捨て活やシンプルライフにまつわる自身の気づきをSNSで発信している。
@apartment_m301
ものも暮らしも「選んだのは自分」という自覚をもって生きていきたい
「賃貸でリノベってもったいなくないですか?と聞かれたりするんですが、私が欲しかったのは不動産ではなく、心地いい暮らし。結果的にではありますが、この選択でよかったなと感じています。自分のものにはならないということがわかっているから、必要以上にコストをかけずにすんだのもよかった点ですね」
古い集合住宅で、階段しかない物件の5階。年齢を重ねると、いずれまた引っ越さなくてはいけなくなるだろう。でも、それは「そのときに考えればいい」と、301さんは考えている。
「家にしても持ちものにしても、今の私が求めるものと、将来の私が求めるものは違っているはず。何か違う……とモヤモヤを感じながら暮らすことこそ、もったいないから、そのときどきの心地よさの欲求に素直でいたいなと思うんです」
違うと感じたら、すぐに移れるように。その対処法として、身軽でいるのはもちろんのこと、「何かを買うときはそのものの〝出口〟を考えておく」というのが、自分との決めごと。