「持っている服は15着」古い集合住宅で【捨て活】を始めたインスタグラマーの暮らしぶりを拝見
「特に家具に関しては、ごみになるようなものは絶対に買わないと決めています。買うとしたら、二次流通として出せるもの。それなりの価格がつくものであれば、ごみにはならないから、手放す際に罪悪感をもたずにすみます。たしかに購入するときは、まとまった金額が必要ですが、いざ手放すときには、いくらかお金を回収できるので、それが買い替えの資金にも。そういった出口を考えておくと、より一層、そのものを大事に扱うようにもなるし、いいことばかり」
そんな考えのもと、新しい住まいに迎えたソファがシンプルなワンルームを引き立てている。その向かいには、つくりつけの簡素なキッチン。すぐそばに窓があり、日当たりがいいおかげで、以前より料理をするのが楽しくなったそうだ。
「食材の色がきれいに見える。そんなことで日常は変わるんですよね」
今、この瞬間にピントを合わせて心地よく。そんな視点をもてるようになったことが、とてもうれしいという。
高校を卒業後、バイトから正社員へと雇用形態に変化はあったものの、同じ場所で同じ業務に20年以上従事していた301さん。
「安定はしていたけれど、変化がないと、今があたりまえになりすぎて、新しい何かはやってこなくて。だからこれからは、失敗を恐れず、新しいことにチャレンジしていきたいと思うんです。先が見えないからこそ楽しめる部分も絶対にあるはずなので」
ここで暮らし始めて2カ月。家の窓から見える公園の緑は勢いを増してきた。気持ちのいい薫風が、視界良好のすっきりとした部屋を通り抜けていく。
次回は、apartment 301さんを支える、6つのアイテムについて。
撮影/清永洋
※この記事は『自分サイズのすっきり大人暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
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