私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

「持っている服は15着」古い集合住宅で【捨て活】を始めたインスタグラマーの暮らしぶりを拝見

公開日

更新日

ゆうゆうtime編集部

「特に家具に関しては、ごみになるようなものは絶対に買わないと決めています。買うとしたら、二次流通として出せるもの。それなりの価格がつくものであれば、ごみにはならないから、手放す際に罪悪感をもたずにすみます。たしかに購入するときは、まとまった金額が必要ですが、いざ手放すときには、いくらかお金を回収できるので、それが買い替えの資金にも。そういった出口を考えておくと、より一層、そのものを大事に扱うようにもなるし、いいことばかり」

そんな考えのもと、新しい住まいに迎えたソファがシンプルなワンルームを引き立てている。その向かいには、つくりつけの簡素なキッチン。すぐそばに窓があり、日当たりがいいおかげで、以前より料理をするのが楽しくなったそうだ。

「食材の色がきれいに見える。そんなことで日常は変わるんですよね」

今、この瞬間にピントを合わせて心地よく。そんな視点をもてるようになったことが、とてもうれしいという。

高校を卒業後、バイトから正社員へと雇用形態に変化はあったものの、同じ場所で同じ業務に20年以上従事していた301さん。

「安定はしていたけれど、変化がないと、今があたりまえになりすぎて、新しい何かはやってこなくて。だからこれからは、失敗を恐れず、新しいことにチャレンジしていきたいと思うんです。先が見えないからこそ楽しめる部分も絶対にあるはずなので」

ここで暮らし始めて2カ月。家の窓から見える公園の緑は勢いを増してきた。気持ちのいい薫風が、視界良好のすっきりとした部屋を通り抜けていく。

構造上、撤去できなかった壁面に、南北それぞれに向けた収納棚を設置。南側の棚は扉で覆ってしまわず、上半分をオープンにして空間とのつながりを確保。

扉の中には「無印良品」のケースを置き、生活用品を収納。

北側の棚の前には、今後カーテンをつける予定。シーズンオフのアイテムや手放し品の一時置きに使っているのは「イッタラ」のメノホームバッグ。「棚の中に余白を残しておくことで、居住スペースにものがあふれてしまうのを防いでいます」

次回は、apartment 301さんを支える、6つのアイテムについて。

撮影/清永洋

※この記事は『自分サイズのすっきり大人暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

▼▼あわせて読みたい▼▼

ネガティブな気持ちが「ありがとうに変わる」習慣とは?工芸ブランドのショップスタッフのお部屋拝見 “仕事の日はめがね”にしたら、目がラクになった!…冨澤緑さんが新しく始めた7つのこと 72歳・元ミス日本 伊藤千桃さんの暮らしの工夫と日々の心がけ。「手作りおやつで英気を養います」

自分サイズのすっきり大人暮らし

主婦の友社編
主婦の友社刊

人生後半戦、さて、どうしよう?
昔ほど体力もなくなってきたし、メンタルが不安定になることもしばしば。お財布の中身も心配だし、見渡せば、家の中も雑然としている…。
でも、うまくいくことばかりじゃないけれど、しんどいことばかりでもない。
だから、自分が好きなこと、もの、今、自分ができることに目を向けて。
暮らしを、自分をすっきりさせたら、わたしなりの生活を営むヒントが見えてくるはず。

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)

詳細はこちら
この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ