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70代に「必要な服・いらない服」とは? ドラマスタイリストの先駆者【西ゆり子さん】に聞く!

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ゆうゆう編集部

「70代はますますとんがっていきます」と話すのは、映画やドラマおよそ200作品に携わってきたスタイリストの西ゆり子さん。70代のおしゃれの楽しみ方、着こなしのポイントについて伺いました。

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Profile
西ゆり子さん ドラマスタイリスト

にし・ゆりこ●1950年生まれ。
スタイリストとして「ギフト」「セカンドバージン」「七人の秘書」などおよそ200作品に携わる。
2019年度「日本女性放送社懇談会50周年特別賞」受賞。
「着る学校」(https://www.stylingschool.org)校長。
著書に『Life Closet』(扶桑社)など。

洋服の力を借りて人生いつまでも前向きに

「私にとって、服はサプリメントなの」と話すのは、ドラマや映画で俳優が着る服をスタイリングする「ドラマスタイリスト」の先駆者として、200もの作品を彩ってきた西ゆり子さん。

「台本を読み、役柄の性格や歩んできた人生、さらにはこの先どう生きていきたいかまで考えて、服で表現する仕事です。服はそれくらい人を映すものであり、人の心に大きな影響を与えるものでもあるんです。元気をくれたり、一歩踏み出す勇気をくれたり」

それを痛感したのは5年前、夫を病気で亡くしたとき。暗い色の服ばかり選んでふさぎ込む日々を1年ほど過ごしたある日、ふと思い立って1000円ほどのパールのピアスを買ってつけてみた。白い輝きに照らされた顔が少しだけ明るく見え、もう一度前を向いて歩く意欲が湧いてきたという。

「70代になって一般女性に向けた『着る学校』を始めたのですが、そこでも服の力を実感しています。レッスンを進めるごとに皆さんの顔つきがみるみる変わっていくんです。『こんな色着たことがない』とうつむいていた方も、『2日目には慣れました』と堂々と着こなしたりして。人生まで変わる勢いです」

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