70代に「必要な服・いらない服」とは? ドラマスタイリストの先駆者【西ゆり子さん】がアドバイス
理想の自分を思い描いて好きな服を着る
夫を亡くすと同時に自身も病気や骨折などをして、しばらく二男と一緒に暮らしていたが、「もう大丈夫!」と今年からひとり暮らしに。それを機に、断捨離を敢行した。
「年を重ねるほど身軽に、と以前から思っていて。今回は、前シーズンに買ったばかりのものと寒さ対策のダウンコート以外、ほとんど手放しました。70代はさまざまなしがらみから解放される年代。着回しのきく“無難な服”はもういりません。これからは自分の“好きな服”だけを着て、身も心も軽やかに生きていきます」
そしてこの秋、新たに迎え入れた服を見せていただいた。秋のテーマは「みかん色」。
「今季はこれでいこうと色を決めることが多いです。ワンシーズンに買うのは3~4着ですが、好きな服どうしは共通点があるのでいろいろ組み合わせて楽しみます」
大胆な色をさらりと着こなす西さんが思い描くのは、10年後の自分の姿。
「おしゃれのゴールは、なりたい自分になること。私の場合はアガサ・クリスティの描いた名探偵、ミス・マープル。タイトスカートにかわいいブラウスで仕事をしていられたら……。そんな想像をするとワクワクしますね」
My Fashion Rule「ワクワクする色をテーマカラーに」
「この色にとにかく惹かれてしまった」と言う、みかん色が秋のテーマカラー。
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撮影/大江 夢 取材・文/志村美史子
※この記事は「ゆうゆう」2024年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
※2024年10月17日に配信した記事を再編集しています。
