「その時間なら食べても太りません」多くのダイエットをしてきた女優の「おやつの楽しみ方」とは？

美容と健康

公開日

2024.11.27

更新日

2024.11.27

ゆうゆうtime編集部

食べるメリットのあるおやつとは？！

実は、この時間帯におやつを食べることは、もう一つメリットがあります。おやつを食べることで適度にお腹が満たされ、夕食のドカ食い予防になるのです。夕食は三食の中で、食べたものが最も脂肪になりやすい時間。おやつをうまく利用することで、ダイエットにもつながるのですよ。

私のおススメおやつは、ミックスナッツです。
ナッツは良質の脂質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなど栄養バランスに優れていて、美と健康に理想的。しかも食物繊維が血糖値の急上昇を防いでくれるので、太りにくい！さらにナッツは固いので咀嚼回数が多くなるため、満腹感を得やすいのです。今は、おやつにナッツを持ち歩くモデルさんや女優さんも、多いのですよ。

ミックスナッツは持ち歩きにも便利です！

特に無塩の素焼きタイプがおすすめです。油と塩分が不使用なので、ナッツ本来の甘味が感じられて、とっても美味しいです。

おやつの目安は200kcalほど。食べすぎると夕食をきちんと食べられなくなり、その結果、夜遅くにお腹が空いて、夜食へとつながってしまいます。おやつは美味しく楽しく、ほどほどに。ぜひ、BMAL1の少ない時間に楽しんでくださいね！

恐怖の「太りやすい時間」はやっぱり…

他方、気をつけたいのがBMAL1の増えている時間です。グラフを見ると、22時～６時頃まではBMAL1がグググッと増えているのがわかりますね。

提供／日本大学薬学部　榛葉繁紀教授　

この時間は、食べたものが脂肪になりやすい危険ゾーン！どんなにお腹が空いても、ガマンがおすすめ！私も22時以降は、絶対に食べません！

22時といえば、地球は真っ暗。昔なら洞窟に戻って、体を休めている時間です。
私たち人間は、つい最近まで飢餓との戦いでした。
休息時間である夜にBMAL1が増えるのは、「貴重な栄養を無駄いせず、明日のために貯蓄しておこう！」という、生存戦略のための大切な機能なのです。
そう考えると、昼にBMAL1が減ることも、「思い切り活動できるように、栄養は全てガソリンに変えよう！」と、体が活動モードになっているのだと納得できますよね。

BMAL1が増える時間は、ガマン！！！！

私はあらゆるダイエットをしてきて、「我慢ばかりのダイエットは長続きしない！」と、つくづく感じました。BMAL1ダイエットは、一日の中にある「脂肪になりやすい時間」と「脂肪になりにくい時間」を利用するだけで、おやつを楽しみながらウェイトコントロールができます。

時間割美容は、体内時計を利用した効率的な美容法。
我慢や努力をせずに日常生活に組み込めますので、ぜひ活用してくださいね。
よし１４時だ！おやつ食べるぞ〜！

【参考文献】
1）Shigeki Shimba, Norimasa Ishii, Yuki Ohta, Toshiharu Ohno, Yuichi Watabe, Mitsuaki Hayashi, Taira Wada, Toshinori Aoyagi, Masakatsu Tezuk(2005)Brain and muscle Arnt-like protein-1 (BMAL1), a component of the molecular clock, regulates adipogenesis.PNAS102 (34) 12071-12076
2）榛葉繁紀監修(2010)『太らない時間に食べる！体内時計ダイエット』マガジンハウス

取材・文／六車奈々

監修者

⼥優・タレント・体内時計美容研究家・保育士

六車奈々

16歳でモデルデビュー。2005年、TBS系ドラマ「病院へ⾏こう︕」で主役の座を射⽌め上京。TVやラジオ、舞台など幅広く活動する。

2016年「六⾞奈々の⾷べる美⼈塾」を⽴ち上げ、講演活動を本格的にスタート。世界中の論⽂を読み漁るうちに時間栄養学に出会い、⼤きな感銘を受ける。体内時計を軸にした独⾃メソッド「時間割美容」は、努⼒不要の美容法としてメディアでも取り上げられ、Amazon prime の⼈気美容番組「BEAUTY THE BIBLE 」はじめ、美容雑誌やラジオなど多数出演。

また⼤⼿企業労働組合はじめ、全国で講演多数。ラジオで培ったトークは「楽しくてわかりやすい︕」とリピート率の⾼さを誇り、これまでの受講者数は延べ18000⼈を超える。