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【ガーデニング】寒さに強い草花【6選】春まで咲き続ける寄せ植え

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光武俊子

殺風景な冬景色のなかでカラフルな寄せ植えが1鉢あると、道行く人の視線を集めます。寒さに強く春まで咲き続ける丈夫な草花を使って、心浮き立つような寄せ植えを作りませんか。常緑のリーフやかわいらしいオーナメントも添えるとグッと個性的になります!

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失敗しない冬の寄せ植えづくり

冬に戸外で寄せ植えを楽しめるのは、おもに関東平野より西の暖地になります。寒冷地では暖房のない室内の日当たりで管理しましょう。

ここで紹介するのは寒さに強く、春まで咲き続ける丈夫な植物ばかりですが、冬の間は成長がゆっくりなので、植えつけの株間は詰め気味のほうが見栄えがします。パンジー&ビオラなど、春に急激に成長する植物はその時点で1株移植してもよいでしょう。

また、丈夫な植物とはいえ、冬にダメージを受けると回復しにくいので、苗の根鉢はくずさないでそのまま植えてください。植えつけ後はたっぷり水やりして、1週間ほどは寒風の当たらない陽だまりなどに置いて養生します。その後は少しくらいの雪が積もっても大丈夫です。

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株間は詰め気味に植える

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寒冷地では室内の窓際で

冬の寄せ植えをセンスアップする

冬に咲く草花はコンパクトなものがほとんどで、それだけで目立つというものではありません。オンシーズンよりも凝った演出や、明るい花色を意識したいものです。あまり大きなコンテナを用いると用土が乾きにくくて根腐れすることもあるので、小さめの鉢を寄せてひとつの景色をつくる寄せ鉢もよいでしょう。

花の種類は限られるので、アイビーなどの常緑のリーフプランツや白やピンクの実もののペネルティア(真珠の木)や赤い実もののチェッカーベリーなども組み合わせてアクセントにします。バスケットや凝ったデザインのコンテナに植えたり、キャンドルなどのオーナメントを添えたりして、楽しそうに飾りつけるのがおすすめです。

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ジョウロに排水穴をあけたコンテナ

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キャンドルや木の実を添えて

冬の寄せ植えに使いたい主役の草花6選

豊富な花色を組み合わせるコツ【パンジー&ビオラ】

秋から春まで長く咲き続けるパンジー&ビオラは、寄せ植えでも一番の人気です。花色も豊富なのでチョイスに迷うほど。センスよくまとめるには、花の中に何かしら共通の色がある品種を組み合わせたり、同系色の草花をあわせてグラデーションを見せるのがコツです。

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白い花弁にも黄色の目やヒゲがある

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共通する黄色のスイセンと

背景の色でさらに引き立つ【ガーデンシクラメン】

シクラメンは、冬も戸外で楽しめる寒さに強いガーデンシクラメンというタイプを用います。こんもりまとまる株に花をみっしり立ち上げるので、合わせる植物は草丈があったり、株がまばらで抜け感のあるものがぴったり。花色と同じ色、一部の花色が共通するものとなじみます。

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花色と同じカルーナやペネルティアの実ものと

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花弁の縁取りと共通する白のカルーナと

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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移植とは、植物を一度育てた場所から別の場所へ植え替える作業のことです。苗を育苗箱から花壇や鉢に移す場面や、庭の植物をより日当たりのよい場所に移すなど、目的に応じて行われます。移植の際には根を傷つけないよう丁寧に扱い、水をたっぷり与えます。適期を守ることで根づきやすくなります。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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萼とは、花の一番外側にある葉のような構造で、つぼみを保護する役割を果たします。多くの植物では緑色で硬く、花が咲いた後も果実の下に残ることが多く、花の構造や分類を理解するうえで重要な要素です。例えば、ナスの実の下部についている星形の部分が萼であり、種によっては目立たず早期に脱落するものもあります。また、ガクアジサイのように、萼が大きく発達して花のように見える装飾花となる場合も多くあります。

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