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自分の冷え性タイプを知って【最強寒波を乗り切る】「隠れ冷え性4つのサイン」もチェック

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雑誌「健康」編集部

内臓だけが冷えている「隠れ冷え性」に注意

冷え性というと「手足が冷たい人」という印象があると思いますが、体温が36.5℃以上あれば、冷え性としては軽い段階です。

問題は内臓の冷えです。ちょっとおなかを触ってみてください。ひんやりしていたら要注意です。体の中心が冷たいということは、全身が冷たいということなんです。

たまに「手足がほてって眠れないから冷やしている」と言う人がいますが、大間違いです。手足が熱くても、体温を測ると35℃台ということもあるんですよ。たとえば、ちょっと動くと汗がダラダラ出る場合は、体温が高いのではなく、体に水分がたまり過ぎているのが原因。漢方では「水毒」といいます。「昇症」もそうですが、熱や水が体をめぐっていないということです。こういう人を「隠れ冷え性」と言います。

めぐりをよくするためには、やはり温活が大事です! 

あなたの冷え性はどれ? 冷え性3つのタイプ

【危険度1】末端型冷え性
手足は冷たいものの体幹は温かく、体温も36.5℃以上というタイプ。寒さを感じると、熱を奪われないように手足の血管は自然に収縮するので冷えてしまうのです。「手足が冷たい」と感じることが増えたら、温活は必須。

【危険度2】下半身型冷え性
「冷えのぼせ」といわれる状態。下半身は冷たいものの上半身、特に顔がほてる傾向があります。更年期症状の一つ、ホットフラッシュがある人も。スクワットやウオーキングなど、下半身を動かすことで改善します。

【危険度3】内臓型冷え性
手も足も温かいのに、体の内側が冷えているタイプ。寒さを感じても皮膚の毛細血管が収縮されず、どんどん熱が放出されている状態なのです。自律神経の働きが乱れている可能性もあり、温活対策は急務です!

隠れ冷え性 4つのサイン
1 汗っかき  水毒=水で冷えている
2 足が冷たい 「冷えのぼせ」の状態
3 手足がほてる 体の中心が冷えている
4 おなかが冷たい 内臓が冷えている

※この記事は「健康」2024年春号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※この記事は2025年2月に一部内容を変更して再配信しています。

監修者
石原新菜

医師

石原新菜

いしはら・にいな
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。

いしはら・にいな
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。

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