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【ガーデニング】キュートでポップ!「アリウム」の仲間たち17選

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更新日

光武俊子

ユニークなフォルムや愛らしい花も11選

花火みたいな華やかさ【シューベルティ】

Allium schubertii
開花期:6~7月
草丈:約40㎝

線香花火を思わせるユニークな形で、ドライガーデンなどでも人気の高いアリウム。花が終わってもそのままの形が長く残ります。アリウムのなかでは夏越ししやすいものです。

鮮やかな花色で手間いらず【モーリー】

Allium moly
開花期:6~7月
草丈:20~40㎝

アリウムのなかでは珍しい黄色の星形の花がいくつも茎頂につきます。南ヨーロッパから北アフリカの原産でとても丈夫。日当たりで水はけのよい場所なら植えっぱなしでよく育ちます。

小さな花序でかわいらしい【丹頂】

Allium sphaerocephalon
開花期:5~6月
草丈:60~70㎝

学名が難しすぎるからか(汗)、これだけは和名の丹頂(たんちょう)で呼ばれる原種です。北アフリカからイランという乾燥地帯に自生。小花の集まった花序は小さめですが、赤紫色の花が目立ちます。

初夏に爽やかな色合い【ニグラム】

Allium nigrum
開花期:6~7月
草丈:60~100㎝

白い花弁と緑色の花芯が引き立てあい、ワイルドフラワーのようなナチュラルな雰囲気です。水はけのよい場所に植えられれば、植えっぱなしで毎年花が楽しめます。

エレガントな花色が魅力【‘ピンクジュエル’】

Allium ‘pink Jewel’
開花期:5~6月
草丈:約80㎝

ニグラムから育成された園芸品種で、パウダーピンクの花色が上品で魅力的です。蕾のときから美しく、ほかの草花ともよく合います。流通量はとても少ないのが残念です。

切り花で人気の早咲きアリウム【ネアポリタナム(コワニー)】

Allium neapolitanum Allium cowanii
開花期:4月下旬~6月
草丈:30~40㎝

茎の先端に20輪ほどの小花をつけます。茎葉にはいわゆるネギ臭がありますが、花は芳香をもち、切り花でも人気です。地中海沿岸地域原産でアリウムのなかでは早くから咲き出します。

群植すると引き立つ【‘カメレオン’】

Allium trifoliatum’cameleon‘
開花期:4~5月
草丈:15~20㎝

ピンク色の蕾がかわいらしく白い花へと変化するさまが楽しめます。小球根のアリウムなのでポット苗で出回り、コンパクトながら群植すると引き立ちます。植えっぱなしでOKです。

ピンク色の小花が愛らしい【ユニフォリウム】

Allium unifolium
開花期:5~6月
草丈:約40㎝

すくっと伸びた茎に愛らしいピンクの花を20輪ほども咲かせます。切り花でも人気のある小球根のアリウムです。花壇でも鉢植えでも育てやすく、植えたままで毎年花が楽しめます。

まったく新しい夏咲き種の登場【‘ミレニアム’】

Allium’millenium‘
開花期:7~8月
草丈:20~30㎝

従来のアリウムと異なり暑さに強く、真夏に開花します。花序も株もコンパクトながら、つぎつぎに花が咲きあがるのが特徴。新しいタイプとして注目され、ポット苗で流通します。

清楚な花を群れ咲かせたい【トリケトラム】

Allium triquetrum
開花期:3~4月
草丈:15~50㎝

白い花弁に緑色の筋が入る花をいくつも下向きに咲かせます。西ヨーロッパ南部や西アフリカ北部原産で、日本でも野生化するほど繁殖力旺盛です。こぼれダネでもよくふえます。

不思議な花色花形で魅了する【シクラム】

Allium siculum
開花期:5~6月
草丈:60~120㎝

茎頂からシャンデリアのように下向きに咲き、光が透けて微妙な花色がのぞきます。庭植えでは1mほどの高さになって視線を引きつけ、切り花にしても長く楽しめます。

コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせがあり、家庭菜園での自然な害虫対策として注目されています。

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秋植え球根とは、秋に植えつけるタイプの球根で、冬の寒さにあたることで春に花を咲かせる性質があります。代表的なものにチューリップ、ヒヤシンス、クロッカス、スイセンなどがあり、開花時期や草丈、花色もバリエーション豊富です。植えつけの適期は一般的に9月下旬から11月ごろで、寒冷地では少し早め、温暖地では遅めに調整します。日当たりと水はけのよい場所を選び、深さは球根の高さの2~3倍を目安にします。根が張るスペースを十分にとり、冬も乾燥しすぎないように水やりすることが大切です。 ガーデニングでは、春の庭を華...

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こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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花芯とは、花の中心部分に位置し、雄しべや雌しべなどの生殖器官が集まる領域を指す言葉です。特に観賞価値の高い花では、この部分の色彩や形が印象を左右します。ダリアやバラなどでは花芯の詰まり具合や形状が咲き方の美しさに関係し、園芸品種としての魅力にもなります。また、開花後の花芯の変化を観察することで、受粉や花の寿命を見極めることができます。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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花序とは、複数の花が一定のパターンで並んだ構造を指し、植物の種類によって総状花序、円錐花序、頭状花序など多様なタイプがあります。例えばスズランのように一方向に並ぶものや、アジサイのようにまとまって咲くものなど、その形は見た目の美しさだけでなく、花粉の運搬効率や種子の散布にも関係しています。花序の形状は分類学や園芸品種選びでも注目される要素です。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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