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【ガーデニング】少し珍しい花色のバラをコレクション/ブルーローズの魅力を探る

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吉原美奈子

ブルーローズはあこがれのバラ

欧米ではピンクや赤のバラが好まれるのに対し、日本人は白とブルーのバラを好む人が多いと言われます。
統計があるわけではありませんが、筆者の周りにもブルーローズが好きな人が多く、たしかにその神秘的な色彩にあこがれる気持ちはわかります。

【ガーデニング】少し珍しい花色のバラをコレクション/ブルーローズの魅力を探る(画像7)

HTのニューウェイブ。ライラック色の花色と波打つ花弁が美しい日本生まれの品種です。(筆者撮影)

青は唯一バラにない色と言われ、長年、交配やDNAの研究が続けられてきました。
現在でも完璧な青色のバラはありませんが、青みをおびたバラや青みの強いバラが次々と誕生しています。

ちなみにネットなどで見かける青色のバラは着色したものであり、そのバラ本来の色ではありません。

ブルーローズというと1964年作出の‘ブルームーン’が有名ですが、それ以降も‘ニューウェイブ’、‘ガブリエル’、‘ディオレサンス’、‘ブルーフォーユー’、‘ブルーグラビティ’、‘青龍’など多くの品種が生まれています。

ブルーローズには「ブルーの香り」と呼ばれる、甘さの中に鼻に抜けるような香りがあるのでそちらもぜひ試してみてください。

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一重咲きとは、花びらが1列だけ並んでいるシンプルな形状の花を指します。このタイプの花はナチュラルな雰囲気や素朴な美しさが魅力で、ガーデニング初心者にも人気があります。一重咲きの典型例として、ヒマワリやコスモスなどがあります。この構造は花の中心部が目立ちやすく、虫を引き寄せやすいため、庭の受粉環境を向上させる役割も持っています。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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種苗とは、植物を育てるために用いられる種子や苗や球根の総称で、ガーデニングでは花や野菜、果樹など多様な品目にわたって利用されます。良質な種苗を選ぶことで、発芽率や生長の安定性、病気への強さなどに差が出るため、育てる植物の性質や目的に合わせて選ぶことが大切です。また、地域に適した種苗を選ぶことで、より育てやすく失敗の少ないガーデニングが可能になります。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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交配とは、異なる個体間で花粉を授受させ、種子を作らせることを指します。自然界では風や昆虫によって行われることが多く、人為的には望ましい性質を持った植物同士を選び、花粉を人工的に移すことで、新たな品種づくりや改良が行われます。例えば、花色や香りの強いバラや、実の大きなトマトなどは、長年の交配によって生まれたものです。家庭園芸でも、自家採種やオリジナル品種の作出を目指す際に、交配は魅力的な技術の一つです。

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