築30年の家をDIYでリフォーム!60代夫婦が選んだ小さい暮らしの楽しみ方
築30年の家をDIYでリフォーム!60代夫婦が選んだ暮らし方「車も手放しました」
人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。今回、登場いただくのは、主婦の小暮涼子さん。築30年になる一戸建ての住まいで、夫婦ふたりDIYを楽しみながら暮らしています。
Profile
小暮涼子さん
主婦●1959年埼玉県生まれ。インスタ投稿を機にWebマガジンの連載など活動を広げ、2月末に2冊目の著書『60代 大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)を発売。夫とのふたり暮らし。
インスタ https://www.instagram.com/ryoko_kogu/
「トラック」のソファが小暮さんの指定席。「自分の居場所からの眺め」を大切にしている。
「DIYで新築のようにきれいになったし(笑)、間取りに不満もなかったので、家族構成が変わっても住まいはそのままに。水回りは不具合が出たとき部分的に修理するのでいいかなと思っています」
築30年の住まいを自分好みにDIYリフォーム
「インテリアが大好き」という小暮涼子さん。築30年になる一戸建ての住まいで、夫とふたり、時間に追われない暮らしを楽しんでいる。3人の子どもはそれぞれ家庭をもち、夫は小暮さんが58歳のときにリタイア。翌年には自身も15年続けたパートを退職した。
「広告の影響でしょうか、子どもが独立したら退職金で住まいを全面リフォームするものと思い込んでいたのですが、わが家はこのままでいいね!と夫と意見が一致したんです」
それもそのはず、小暮さんは住まいをDIYでリフレッシュさせる楽しみをもっている。イメージソースは海外のインテリア。キッチン扉をペイントしたり、お店でレクチャーを受けて壁に輸入壁紙を張ったり。「家族しか見ないのだからきれいに仕上げなくたって大丈夫。プロに頼むなら失敗してからに」と気軽にトライしている。
長男夫婦が近くに家を建てたこともあり、当分、住み替えの予定もないという。
「年金収入だけになると、マンションは管理費などの支払いがずっと続くことが不安で。一戸建てはメンテナンスを自分たちのタイミングで決められて、しないという選択もできるので気持ちが楽です」
高価だったがパートのお給料で購入したひとり掛けソファ。大阪の家具ショップ「トラックファニチャー」のもので、都内の催事に2日通って決断した。
以前DIYで白くペイントしたキッチン扉を、ペールグリーンに塗り直してリフレッシュ。左側の壁の木製棚は、ご近所さん宅の建築現場でいただいた端材を活用したもの。
DIYで張ったウィリアム・モリスの壁紙。夫の実家のランプシェードや、30年愛用中のヴィンテージテーブルになじんでいる。
