「皮脂で髪がペタンコ」の大人女性がやりがちなNG行為は?ヘアメイク職人【化け子】直伝!
ファンデーションが皮脂で浮く・とける、汗で眉が消える、アイラインやマスカラがにじむ、汗ばんで髪がペタンコになる……。キレイを邪魔する夏のアレコレの解決方法を、長年、夏の屋外撮影をこなしてきたヘアメイク職人・化け子さんに教えていただきました。ぜひ取り入れて、今年の猛暑はキレイをキープ!
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>>夏のメイクあるある「いつのまにか眉が消えちゃった…」人気ヘアメイク職人【化け子】が対策法を伝授
お話を伺ったのは
人気ヘアメイク職人
化け子さん
ばけこ●芸能界でのヘア&メイク歴35年で培われた、膨大なメイクテクニックと知識で大活躍。
YouTubeチャンネル「ヘアメイク職人 化け子の駆け込み寺」はなんと登録者42万人。
最新刊『化け子のオキテ。オトナのためのシン常識の美活ワザ100』(主婦と生活社)など著書も好評。
【お困りごと】皮脂で髪がペタンコに
「髪がペタンコになりやすい人ほど、手ぐしやブラシで整えたくなるけれど、それをすると頭皮の汗や皮脂を髪全体に行き渡らせてしまい、余計ペタンコに。スタイリングした後は、できるだけ髪に触らないのが鉄則です」
肌と同様、崩れにくいヘアスタイルにはヘアケアがとても重要。そこで、化け子流ヘアケアをご紹介。❶洗髪前にブラッシングで髪のからまりをほどき、頭皮の汚れを浮かせる。血流を促して、頭皮環境をよくする効果も。❷まずお湯だけで洗う。これで汚れの6割を落とすことができる。シャンプーの泡立ちがよくなり、髪の摩擦も軽減。❸指の腹で、髪ではなく頭皮を洗う。手が届きにくいうなじや後頭部は特にていねいに。❹洗った倍の時間をかけて、ていねいにすすぐ。❺髪の中間から毛先にトリートメントをつけてすすぐ。❻ドライヤーでしっかり根元から乾かす。指で毛束を持ち上げ、ドライヤーの風を地肌と髪の根元に当てるとボリュームアップに。最後に冷風で上から下へ風を当てて仕上げると、ツヤが出る。
「生乾きのまま放っておくと雑菌が繁殖して、頭皮環境が悪化。髪がやせる、うねる、パサつく、傷む、果ては薄毛・抜け毛につながることも。どんどんペタンコになってしまいます」
ポイント① 汗はやさしく吸い取る
生え際やこめかみ、襟足ににじんだ汗や、流れてきた汗だけを、ティッシュやハンカチをそっと当てて吸い取る。
ポイント② 髪はできるだけ触らない
汗でヘアスタイルが乱れたときは「汗で濡れている頭皮や髪の根元には触らず、コームの柄で表面の毛束をところどころそっと持ち上げて整えましょう」
手ぐしは絶対NG!
ポイント③ ハンディファンを活用して汗を飛ばす
HOW TO
「汗で湿っている頭皮や髪の根元に風が届くように、髪をそっと持ち上げて、中を狙います」。ヘアスタイルが崩れるので、髪の表面には当てない。
