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夏の残りの花と秋の花で作る「初秋のアレンジアイディア」【アフターガーデニング】

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園芸ガイド編集部

京都でローメンテナンスガーデン作りを実践している青木純子さん。庭で育てた秋の草花を満喫できるアレンジアイディア、アフターガーデニングの楽しみ方について教えてもらいました。

草丈や彩りを考えて多年草や花木を配置

わが家の秋の花壇を彩るのは、丈夫でローメンテナンスなユーパトリウムなどの多年草や、紅葉するブルーベリーやジューンベリーなどの花木。花色や葉色、草丈や樹高を考えて配置し、花壇のあいたスペースにコスモスなどの一年草を植えています。

初秋はフジバカマやシュウメイギク、晩秋はサルビア・インボルクラータなどが開花。初秋から晩秋まで咲き続けるのは、メキシカンセージやクジャクアスター、ノコンギクなど。開花期の長い多年草を植えておくと、花壇が一気に寂しくならず、花色が徐々に濃くなる、秋の深まりが味わえます。

秋咲く多年草は草丈が高くなりがち。わが家の小さな庭では、初夏に地際から約30㎝の高さに切り戻し(摘芯)、コンパクトに仕立てています。摘芯しておくと、支柱を添える手間が省け、豪雨や台風が来ても草花が倒れにくく、庭が美しく保てるのも利点です。

右手前が黄緑のガクが美しい濃い青花のサルビア ‘ライムライト’。左奥が紫色のメキシカンセージ。晩秋まで咲き続ける。

暗紫色の葉が庭を彩るユーパトリウム ‘チョコレート’。初秋に白花が開花。摘芯して草丈約50㎝に抑えている。

秋の訪れをいちばんに知らせるシュウメイギク。草丈約150㎝にもなるから、あえて花壇の奥に配置している。

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