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【近藤真彦さん・61歳】「“マッチ” “ギンギラギン”と言われるのがイヤな時期もあったけど今は大歓迎!」

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ゆうゆう編集部

デビューして45年。コンサートは超満員、34年ぶりの主演舞台も大盛況。60代の今もファンを惹きつけてやまない、スーパーアイドル“マッチ”。その輝きの源とプライベートな素顔、そして、「これから」を深掘り!

プロフィール
近藤真彦さん

こんどう・まさひこ●1964年、神奈川県生まれ。
79年「3年B組金八先生」で俳優デビュー。
80年に「スニーカーぶる~す」で歌手デビューし「ギンギラギンにさりげなく」「ハイティーン・ブギ」などヒット曲を連発。
87年「愚か者」で日本レコード大賞を受賞。
レーサーとしても活躍し、KONDO RACING TEAM監督、オーナーを務める。
現在は全国ライブツアー中。
12月にはディナーショーを行うほか、主演舞台『ギンギラ学園物語』が始まる。

ファンのみんなを10代、20代の頃に戻すのが目的。僕自身もね

「僕らが子どもの頃の還暦って、すごいおじいちゃんだったけど、今はぜんぜん違うよね」

そう語って、カメラの前で軽快に動き、次々とポーズを決める。はにかんだ笑顔は、10代の“マッチ”の面影を残す。

80年代のスーパーアイドル、近藤真彦さんも、今や60代だ。長く所属した事務所から4年前に独立し、全国ツアーに舞台にとエネルギッシュに活動している。昨年7月には武道館で還暦の誕生日コンサートを開き、1万人のファンを前に代表曲「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」など28曲を熱唱した。

「僕のファンの人たちも50代、60代になり、子どもの手が離れて時間の余裕ができたみたい。全国どこの会場に行っても大盛り上がりで、喜んでくれる。きっとみんな、コンサート会場に入った瞬間、10代、20代に戻るんでしょうね。懐かしさで泣いちゃう人もいて。そういう姿を見ると僕も感動しますよ」

コンサートの2時間、集中力は若い頃より今のほうがある

1万人のファンの視線がマッチ一人に注がれる。若い頃には当たり前だった光景が、今は「自分はすごいことをしている」と深い感慨を覚えるという。

「絶対に満足してもらえるステージにしなきゃというプロ意識は、若い頃よりむしろ高くなっていると思う。僕は毎回、どんな小さな会場でも、今日ここに来てくれたお客さん全員が、来年も来たいと思ってくれるようなステージを心がけています」

そのためには、体も声も万全に整えておく必要がある。年齢なりに、体力の衰えを感じることはないのだろうか?

「ステージに立つ2時間あまりは、1曲1曲集中しているし、お客さんのリアクションもあるからまったく疲れない。年齢を感じるのは、そのあとです。疲れ切って家に帰ると、バタンと即寝して、10時間以上眠っています。翌朝、僕がぼやんとした顔で起きてくると、うちの奥さんが、はーっとため息をついて、『昨日、武道館で歌っていた人はどこにいるの?』って(笑)。別人らしいです」

オフの日はたっぷり寝ることが健康の秘訣なのだろう。

「あと、僕は意外に少食。夜はお酒を飲むから、つまみや刺し身などおかずだけ食べて、炭水化物はほぼ口にしない。節制しているわけではなく、それでおなかいっぱいなんです。その代わり、朝起きるとおなかぺこぺこだから、朝ご飯はしっかり食べます。息子の弁当のおかずの残りと納豆が定番。50歳の頃から自然にこういう食生活になったのが健康にいいのかもしれませんね」

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