【近藤真彦さん・61歳】「“マッチ” “ギンギラギン”と言われるのがイヤな時期もあったけど今は大歓迎!」
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ゆうゆう編集部
“マッチ” “ギンギラギン”と言われるのがイヤな時期もあったけど、今は大歓迎
「60歳を超えると、なんか吹っ切れてラクになりました。僕はアイドルと呼ばれた10代の頃からずっと、かっこよくいなきゃ、というのがあって、努力もしてきた。そういう重荷を下ろせたというか。たとえばね、『マッチ、最近シワが増えたんじゃないの?』という声が聞こえてきたとしても、『増えたんですよ、僕も60代なんで』と笑って言える。そんな感覚」
そして、こうつけ加えた。
「30〜40代の頃は“マッチ” “ギンギラギン”とか言われると、ちょっとムッとしたんです。いや、わたくし、大人の歌も歌ってますよ、と(笑)。でも今は大歓迎。マッチという愛称やノリのいい代表曲のおかげでコンサートも盛り上がる。いい曲に恵まれたと感謝しています」
学ラン姿で高校生に。昭和の歌謡コントを復活
ひと皮むけた60代のマッチが、高校生“根性真彦”に扮するのが、舞台『ギンギラ学園物語』。昨年好評を博し、この年末年始に再演される。
「昔、僕も出演していた『カックラキン大放送‼』とか歌謡コントがあったでしょ。あれを再現したくて、放送作家の鈴木おさむさんに脚本を書いてもらいました。僕が学ラン着て、カツラつけて17歳になっちゃうところがコントの面白さだよね」
17歳の頃と今のマッチ、変わらないところはと問うと––––。
「自分じゃわからないけど、友達や奥さんには、いつまでたっても幼いね、とよく言われます。川に遊びに行ったりすると、子どもと一緒にエビ捕りに夢中になったりするから。そういうときは完全に小・中学生に戻っている、年を忘れてるね(笑)」
やんちゃな“少年っぽさ”を宿したままのマッチだからこそ、コンサートや舞台を観るファンもスッと10代に戻れるのだろう。
「今はお客さんの前で歌って、お芝居しているときが本当に楽しい。ただ、10年後も全国を飛び回ってコンサートができるか、と考えちゃうのが60代」
そして、こんな夢を口にする。
「いつか、古民家を買って改造し、畑で野菜を作って、田舎暮らしをするのが憧れ。それを周りのみんなに話してみたら、『きっと3日で帰ってくるよ』って(笑)。やっぱギンギラしてない生活は僕には無理なのかもね」
【Information】『Thank you very マッチde SHOWギンギラ学園物語 新春! 再びマッチでーす!』
マッチ演じる17歳の高校生・根性真彦が、クラスメートとともにアイドルを目指すコメディ。教師役に関根勤、小堺一機、クラスメート役に川﨑麻世、浅香唯など80年代アイドルが顔をそろえ、昭和の歌謡コントさながらのお芝居を展開。卒業祭と題した第2幕は、歌のショータイム。マッチのヒット曲の数々を本人と共演者が熱唱する。
●構成・脚本/鈴木おさむ
●演出・主演/近藤真彦
●出演/原田伸郎、関根 勤、小堺一機、川﨑麻世、中村繁之、松居直美、松本明子、西村知美、浅香 唯、西田ひかる、ダイノジ、友近、野村義男
●公演日程/12月30日(火)、2026年1月2日(金)~4日(日)
●会場/明治座
▼マッチの独占カット公開▼
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撮影/山田崇博
スタイリング/石川英二
ヘア&メイク/GONTA
取材・文/村瀬素子
※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
