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「強火で一気に炒めるは間違い!?」鳥羽周作シェフが教える、焼きそばが劇的においしくなる超簡単なワザ

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鳥羽周作

「強火で一気に炒めるは間違い!?」鳥羽周作シェフが教える、焼きそばが劇的においしくなる超簡単なワザ

※写真はイメージです

レストランsioのオーナーシェフである鳥羽周作さんが料理がおいしくなる知識&方法を解説!今回は焼きそば編。焼きそばがフライパンにくっついて、パサパサ。後片付けも大変……そんなお困りごとを解決します。話題の新刊『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』(日本文芸社刊)から、一部を抜粋してお届け!

炒めきらず水分を残すのが家庭の正解

家庭で焼きそばをつくると、麺がフライパンにくっついたり、パサパサになったりしがちです。多くの人は強火で一気に炒めようとしますが、それでは麺の表面が乾いて弾力を失い、ソースも香ばしさより先に焦げが立ってしまいます。そこで有効なのが、炒めながら途中で水分を加えて〝炒め煮〟のように仕上げる方法です。

炒め煮にすると麺が水分を抱え込みながらほぐれるため、フライパンに張りつきにくくなります。さらに、煮含めることでソースの味が麺にしっかりと定着してコクも出ます。水分を完全には飛ばさず、少し残すのがコツです。これによって、食べたときにしっとり、もちっとした食感が生まれます。家庭用コンロでは強火の爆発力は得にくいため、むしろ水分を飛ばさずに味方につけるのが実用的でしょう。

この考え方は、ナポリタンにも通じます。喫茶店のナポリタンが特別においしいのは、麺がケチャップの水分を抱き込んでいるからです。炒めながら同時に煮含めることで、甘味や酸味が丸みを帯び、最後まで一体感のある味わいになります。

焼きそばもナポリタンも「炒めるだけ」ではなく「炒め煮で保湿する」と発想を切り替えることで、家庭の火力でも満足度の高い仕上がりが得られるのです。

家庭の焼きそばは炒め煮が正解

強火一気にで炒め切ると麺がパサつき、フライパンにくっつきやすい。
ソースが焦げる原因にもなる。

途中で水を加えて炒め煮にすると、麺がほぐれてフライパンに張りつかない。
ソースもしっかり浸透する。

焼きそばと同じく、喫茶店のナポリタンも炒め煮がおいしさの秘訣。
麺がケチャップの水分 を抱き込むことで、甘味と酸味が一体となり、バランスよく仕上がる。

<鳥羽シェフ流>素材のおいしさが最大限引き立つ料理の時間術

焼きそばは〝炒め煮〟にすればフライパンに張りつかずもっちり麺に!

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※この記事は『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』鳥羽周作著(日本文芸社刊)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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