翌年以降も花を咲かせるために必見!【クリスマスローズ】植えつけ後の管理のポイント
「憧れはあるけれど、育て方がわからない」という声も多いクリスマスローズ。でも実際に育ててみると、ポイントだけおさえれば育てやすい多年草ということがわかります。ここでは「若泉ファーム」の若泉克志さんから栽培のコツを教えていただきます。今回は開花株の植えつけ後の管理のポイントです。
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購入した開花株を翌年以降も楽しむには、花後の管理がカギとなります。近年は猛暑が続いているため、とくに夏場の管理には注意をはらいます。
水やり
環境にもよりますが、地植えのクリスマスローズは基本的に水やりは不要です。気をつけたいのは鉢植え栽培の場合です。とくに都市部では、夏場は夜間でも気温が下がらず25度以上の熱帯夜が続くことが多くなりました。ひと昔前は、水やりは6~10月上旬くらいまでは午前中にするというのがセオリーでしたが、近年、私は夕方4時過ぎに水やりをしています。鉢底から水道水と同程度の温度の水が流れ出てくるくらいまでたっぷりと与えることで、鉢の中の温度を下げるのです。鉢土の温度が高いまま夜間を過ごさせると根が弱り、やがて地上部も元気がなくなります。株に元気がなくなると病気にもかかりやすくなります。
そのほかの時期は、株の様子を確認し、鉢土が乾いたらたっぷり水やりするようにします。その際、水は株元だけでなく、葉裏にもかかるように下からも与えます。春以降はアブラムシなどの害虫が葉裏に産卵したりするので、下から水を勢いよくかけることで卵を飛ばします。この水やり方法はハダニよけにもなります。
葉裏にかけるときは水流を強めにし、ハス口を上に向けて水をまくとよい。薬剤に頼らなくても、普段の水やりで病害虫防除ができる。
鉢植えの管理
植えつけたときにしっかりと根の間に土を入れ込んでも、水やりや降雨で土が下がり、鉢土の表面に根が露出してしまうことがあります。そのまま根を空気にさらしていると弱ってしまうので、根が隠れるように土を足してやります。土は植えつけたときのブレンド土でかまいません。株元をまめに確認して、土が下がっていたら足し入れるようにしましょう。
施肥
植えつけや植えかえをした直後には、地植えも鉢植えも肥料は与えず、鉢植えは植えつけから10~20日ほど経過したら有機質肥料を規定量与えます。地植えの場合は与えなくてもよいですし、与えるとしたらやはり有機質肥料がおすすめです。開花前の11月末~12月にかけて、株の周りに10cmくらいの穴を3カ所程度掘り、乾燥鶏ふんをコップ1杯くらいを埋め込みます。2~5カ月くらいたつと分解が進み、根が肥料として吸収できるようになります。
