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翌年以降も花を咲かせるために必見!【クリスマスローズ】植えつけ後の管理のポイント

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園芸ガイド編集部

夏越し

猛暑が厳しさを増す昨今、年間の管理の中でも悩ましいのが夏越しです。育てる側も工夫をして、気候変動に対応していく必要があります。樹木の下に植えた地植えの株でしたら、夏の強い日ざしを避けられますが、もし強い日光が長時間当たるような場所でしたら、遮光ネット(寒冷紗)をかけて日を遮るなどの対策をします。

とくに夏の管理に注意したいのは鉢植えです。強い日ざしと高い気温で、鉢の中の温度も上がってしまい、地上部はもちろん肝心の根も傷みやすくなります。

私が使っているのは、“魔法の紙”と呼んでいるアルミホイル。鉢の側面をアルミホイルで覆って、鉢土が熱を吸収しないように遮断するのです。気温が高くなり始める6月ごろから始めるのがおすすめです。ただし、これはプラスチック製の鉢のみに使える方法で、鉢の側面から水を蒸発させる素焼き鉢ではやりません。ほかに、テラコッタ製の鉢などを鉢カバーとして使い、二重鉢にしてもよいでしょう。

日ざしを遮ることができる遮光ネット。遮光率50%、70%などいくつかタイプがある。

手軽に入手できるアルミホイルを使い、プラスチック製の鉢の側面に巻いていく。

鉢の側面を直撃する強い日ざしで鉢土の温度が上昇してしまうため、それを遮断する。

病害虫対策

クリスマスローズは基本的に性質が強い植物です。病気になるには何か原因があるものです。開花後の4月ごろに出やすく怖いのが立枯病で、これは蒸れが原因です。土が乾きにくい状態が続くと根腐れしてしまい株が弱り、病気にかかりやすくなります。まずは水はけのよい土を使い、蒸れにくい環境を整えることが大事です。

そのほかにも灰色かび病、5月になるとべと病が出やすくなります。べと病は一度出ると次々と別の株にも感染します。茎が枯れたようにしおれて軸元からとれてしまう症状が出てしまったら、まず土を乾かします。完全に乾いたら、土に5cmくらいしみこむ程度に殺菌剤をかけ、1~3日、日陰に置いて殺菌剤の効果を待ちます。

また、4月以降は気温も上がり、害虫の被害も出やすくなります。私はアブラムシ対策として、水やりの際に葉裏に水をかけることのほかに、薄めに希釈した薬剤を回数を多めに散布しています。アブラムシは病気を媒介する厄介な害虫のため、しっかり防除することが必要です。6~9月にはハダニも発生しやすくなりますので、葉裏に水をかけて被害を防ぎます。

底部の穴が小さい鉢やスリットタイプの鉢は、苗ケースの上に置くなどして通気性をよくし、病気を防除する。

灰色かび病の症状。葉や花がしおれて枯れ、やがて灰色のかびが生える。風通しが悪く過湿だとかかりやすくなる。

葉裏につく吸汁性害虫のハダニ。水に落ちるとほぼ駆除できるので、防除は葉裏への水かけが有効。

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監修者
若泉克志

クリスマスローズ研究家

若泉ファーム社長。独自に育種したオリジナルのクリスマスローズのタネ・苗・開花株を取り扱い、生産から販売まで行う専門ナーセリーを運営。「絹」「白糸ピコティダークネクタリー First kiss」「雅」「卑弥呼」「翡翠」「Shall We Dance」など数々の名花を作出している。

若泉ファーム社長。独自に育種したオリジナルのクリスマスローズのタネ・苗・開花株を取り扱い、生産から販売まで行う専門ナーセリーを運営。「絹」「白糸ピコティダークネクタリー First kiss」「雅」「卑弥呼」「翡翠」「Shall We Dance」など数々の名花を作出している。

監修、撮影/若泉克志(若泉ファーム)
撮影/柴田和宣(主婦の友社)、今井秀治

※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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