雑草と戦わない庭づくり:雑草を全部抜くのはもうやめよう!ラクにきれいを保つ「選択的除草」
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光武俊子
ドクダミやスギナを目の敵にしないで!
カタバミならまだいいけど、「うちはドクダミやスギナがはびこって困っている」という話をよく聞きます。どちらも地中の浅いところに地下茎を伸ばして、よく繁茂します。だから地下茎ごと抜こうとして格闘するものの、またすぐに生えるとか……。
これらに対して農家さんに教えてもらった対策は、地上部の茎葉だけを刈りとって光合成ができなくすると勢力が弱っていく、というものです。ヘタに地下茎を刺激すると生育が活発になるという説もあります。
根まで枯らす液体の茎葉処理剤(液体タイプの除草剤)を、夏前に散布するのも効果的です。ただし、周囲にほかの草花や野菜がある場合は、刷毛でドクダミの葉に塗りつけると、茎葉が枯れた後も発生が抑制されます。
ドクダミとスギナは、じつはどちらもデトックスや美肌効果などがあるとされるハーブです。刈りとった茎葉は手軽にハーブティーで楽しんだり、虫よけの自然農薬にも利用できます。ドクダミの八重咲き品種や五色の斑入り葉などは、園芸品種として流通して人気。刈りとった地上部を有効活用して、ドクダミやスギナとつき合っていきたいものです。
グラウンドカバーやグラベルガーデンを利用してラクラク
広いガーデンを公開している園主の方に、「夏の草取りが大変では?」とうかがいましたら、「夏までに草花が大株に育ってしまえば、草は園路沿いに生えるくらいで限定的です」とのお答え。大きく育った草花で日陰になった地面には、雑草が生えにくいそうです。
近ごろ人気の防草シートや、砂利を敷き込むグラベルガーデンも、地面に当たる直射光を遮ることで雑草を生えにくくしています。苗の周囲を腐葉土やウッドチップでマルチングするのも同じく効果的です。
なかでもおすすめなのが、グラウンドカバープランツの利用です。日陰気味の場所ならアジュガやリシマキア・ヌンムラリアなど、日なたなら芝生やプラティア(ブルースタークリーパー)など、横に生え広がる植物で地表を覆い、雑草を生えにくくしましょう。
