微量要素(びりょうようそ)
微量要素とは、植物の健やかな生長を支えるために必要とされる栄養素の中でも、ごく少量で十分な元素のことを指します。具体的には鉄、マンガン、亜鉛、銅、モリブデン、ホウ素、塩素、ニッケルなどがこれに該当します。これらはチッ素やリン酸、カリといった主要栄養素と比べて少量ですむものの、欠乏すると生育不良や葉の変色など、さまざまな症状が現れるため重要です。ガーデニングの際には、土壌や肥料に含まれる微量要素のバランスにも目を配ることが、高品質な花や野菜を育てるポイントになります。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
ピートモス
ピートモスは、寒冷地の湿地に生える水ゴケが堆積し、腐食化した土のことです。酸性で無菌に近く、ブルーベリーなど酸性を好む植物の栽培に適しています。
-
根挿し
根挿しとは、植物の根の一部を切り取って土に挿し、新しい株を育てる増殖方法の一種です。おもにシャクナゲやカンツバキなどの木本類や、ハオルチアなどの多肉植...
-
ロックガーデン
ロックガーデンとは、自然の岩石や小石を用いて山地や荒野の風景を再現した庭園スタイルです。起伏を生かし、耐乾性のある植物や多年草、多肉植物を組み合わせる...
-
ゴロ土
ゴロ土とは、鉢底に敷くための比較的大きめの粒の土や砕石のことで、排水性を高め、根腐れを防ぐ目的で使われます。通常、鉢植えを行う際にはまず鉢底にゴロ土を...
-
あんどん仕立て
あんどん仕立てとは、つる性植物や風の影響を受けやすい植物を鉢植えで育てる際の仕立て方の一つです。鉢の周りに立てた支柱に、輪状のフレームを2〜4段取りつけ...
-
ハダニ
ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、...
