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料理のプロの「とっておきのお取り寄せ」 第1回

重信初江さん絶賛のお取り寄せ【漬物】料理のプロも満足させる伝統の味「白菜キムチ」/発酵ものが好きなら一度は食べたい「ひねみぶな」

公開日

更新日

伊波裕子

世の中に仕事は星の数ほどあるけれど、おいしいものに携わる幸せなお仕事をされているあの方この方…… 中でも料理のプロならきっとお取り寄せライフを満喫しているに違いない!というわけで、聞いてみました「とっておきのお取り寄せ」。

第一弾は、おふくろの味的な定番おかずから本格エスニックまで、幅広いジャンルで活躍中の料理研究家、重信初江先生に、日頃どんなものを取り寄せて楽しまれているのか伺いました。

6つのお気に入りをご紹介いただいた中で、今回は、毎日の食卓に欠かせないごはんのお供、とっておきのキムチとお漬物を教えていただきます。

監修者

料理研究家

重信初江

ツイッターでは「いつも食っちゃ寝、たまに旅」と自己紹介。ただしその‘’食っちゃ寝‘’のクオリティがめちゃ高く、お取り寄せされている品々もハイレベル。旬の果物からお酒、そしてお酒のアテと、おいしいもの探しの名人でもあります。近著に、家にいながら韓国旅行気分が味わえるレシピ本『はじめてなのに現地味 おうち韓食』(主婦の友社)など。

ツイッターでは「いつも食っちゃ寝、たまに旅」と自己紹介。ただしその‘’食っちゃ寝‘’のクオリティがめちゃ高く、お取り寄せされている品々もハイレベル。旬の果物からお酒、そしてお酒のアテと、おいしいもの探しの名人でもあります。近著に、家にいながら韓国旅行気分が味わえるレシピ本『はじめてなのに現地味 おうち韓食』(主婦の友社)など。

第一物産 白菜キムチ

ペチュキムチ(白菜キムチ)一本漬け。500g 770円(税込・送料別) 。オンラインショップでのみ、まとめ買いのお得なセットもあり。 写真提供/第一物産

『おうちでおいしい韓国ごはん』『はじめてなのに現地味 おうち韓食』(いずれも主婦の友社)と、韓国料理の本を出している重信先生。韓国料理に欠かせないキムチにも、やはり愛してやまないお取り寄せ先がありました。

先生が30年にわたって取り寄せを続けているキムチ屋さん、東京、御徒町にある「第一物産」です。
こちらのお店は創業が1960年、東上野のコリアンタウンで60年以上、キムチを販売しています。

「本当のキムチはちょっと古くなって酸っぱくなってからがおいしいの。酸味が出た頃を見計らってチャーハンや鍋に入れると最高です。豚肉や魚と煮ても、ちゃんと作られたキムチだと、仕上がりに差が出るから……」と、あまたあるキムチの中で一線を画す第一物産のキムチを絶賛。

そのまま召し上がるだけでなく、料理にアレンジしたときの味わいまで計算に入れたキムチの選び方をされているんですね。

第一物産のキムチは、手づくり、そして伝統製法だからこそ味わえる本場の味なのだそう。保存食として、また朝鮮半島で長い間人々の食卓に受け継がれてきた健康食として、愛されてきたのは「発酵するキムチ」です。

日ごとに発酵していくキムチの栄養素や乳酸菌、自然が生み出す風味は、本来の「発酵する」キムチでなければ味わえないものなんですね。

また、重信先生によれば、韓国と言っても、地方によってキムチ漬けの際使われる材料に違いがあるので、仕上がりの味もだいぶ違ってくるのだとか。
「ざっくり分けると、南のほうが味が濃くて旨味成分も多いし、ソウルなどの北に向かうほど味もあっさりしてくると思います。海に近いところだと、海藻や魚をいっしょに漬け込んだりもするの」
ということはつまり、韓国人にとってのキムチは、地方色が豊かな、日本で言うところの味噌のようなものなのですね。各地においしいキムチがあって、好みや用途によって使い分けることもできそうです。

画像は干し鱈のキムチ。こんな変わり種も。100g 420円(税込・送料別)   写真提供/第一物産

季節ごとの素材の違いや天候の変化などに合わせて、最高のタイミングと材料で漬けられるキムチは、料理のプロをも満足させる伝統の味。そんな第一物産の白菜キムチ、味わってみたくなりますね。

お取り寄せはこちら

第一物産 上野本店
東京都台東区東上野2-15-5
TEL:03-3831-1323

第一物産ホームページ
第一物産インスタグラム
※注文方法:第一物産オンラインショップで販売中。

京つけもの長八 「ひねみぶな」

旬の野菜を使った様々な漬物が色鮮やかに並ぶ京都の漬物屋さん。その中で重信先生のいちばんのお気に入りがこの「京つけもの 長八」です。

ゆず大根やしその実漬けなど、全国的になじみのある食材を漬けたものから、京都らしい地元の野菜を使ったり、季節限定の商品があったりと幅広いラインナップですが、重信先生が毎年必ず購入するというのが、かぶの一種「すぐき」を漬けた、冬場にしか食べられない「冬のすぐき」。塩だけで漬けて乳酸発酵させてあるので、ナチュラルな旨味がたまらないそう。販売時期の目安は12月から2月末です。

また、水菜によく似た京野菜の壬生菜を半年以上ぬか漬けにした「ひねみぶな」は「酸味と辛味のバランスが最高で、発酵ものが好きな人なら、一度は食べていただきたい」と重信先生も絶賛の一品です。

「壬生菜をお取り寄せするときに、長八さんはいつでも『大丈夫ですか? めしあがったことあります?』と聞かれるくらい個性的な発酵の強い味なのですが、クセになります」

毎年梅干しを漬けたり、シンプルで作りやすい、自由なお漬物のレシピが人気になった先生ならではのセレクト、ぜひ味わってみたいですね。

ひねみぶな 648円 400g(税込・送料別)。
ぬかを洗い流していただきます。

刻んでチャーハンなどに入れても最高です。

白いご飯とこのお漬物さえあれば至福のひととき。

お取り寄せはこちら

京つけもの長八
京都府京都市北区鷹峯藤林町6
FAX 075-493-5666 電話075-492-5544
※注文方法:希望商品と届け先、電話番号を書いてFAX。商品到着後、同封された振り込み用紙で支払い。商品代金のほかに送料がかかります。


※記載されている情報は2022年10月のものです。

重信先生のお取り寄せは次回配信に続きます。

はじめてなのに現地味 おうち韓食

重信初江著
主婦の友社刊

あなたが思い浮かべる韓国料理、
そのすべてが韓食(ハンシク)です。

詳細はこちら

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