【老後資金】の備えは年代別に違う「50代・60代・70代」心構えをファイナンシャルプランナーが解説
【70歳以降】老後シフト期 お金・モノ・心を整理し、終活を本格化
終活でモノも心も整理して 穏やかな暮らしを楽しもう
老後生活に完全にシフトする70代。70歳まで年金の繰り下げをした人は、受給が始まります。
ただし、体力、気力がまだあるなら、できる範囲で仕事を継続して月数万円でも収入を得ると家計にゆとりができます。
一方で、病気やケガで病院にかかる機会も増えます。お金の備えはもちろん、医療費や介護保険サービスの情報収集もしておきましょう。
高齢者施設入居を希望する人は、元気なうちに見学に行き、体験入居をしておくといざというとき安心です。
終活も本格的に。財産のリスト化などお金まわりの整理、パソコンなどのデータ整理、お墓の準備、死後事務の段取りなど、やることは数多くあります。伝えたいことはエンディングノートに記し、信頼できる人に託しましょう。自宅の片づけもギアを入れ、暮らしをコンパクトに。
終活が一段落したら、これからが新しい人生の始まりと考えて、前向きに笑って過ごしましょう!
※税制などは、2022年10月末現在のものです。
※この記事は「ゆうゆう」2023年1月号(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※この記事は2024年7月23日に文章構成を変更しました。
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ファイナンシャル・プランナー
井戸美枝
いど・みえ●井戸美枝事務所代表。ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士として相談業務、講演、執筆活動を行う。『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)など著書多数。
いど・みえ●井戸美枝事務所代表。ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士として相談業務、講演、執筆活動を行う。『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)など著書多数。