「苦しいのは当たり前。すべては勝利を手にするため」吉田沙保里さんが心に秘めた3つの言葉とは?
公開日
更新日
ゆうゆう編集部
「人生一度きり」の覚悟で今を楽しむ
圧倒的な強さから「霊長類最強女子」とも呼ばれた吉田さん。19年に現役を引退した後は、テレビやCMなどでも活躍している。インスタグラムには仕事の様子の他、ネイルやファッションなど、キラキラとした写真もずらり。
「現役時代はずっとジャージ姿でしたから(笑)、ファッションはガラリと変わりました。マツエクやネイルなど美容系も大好き。気分転換にもなるので存分に楽しんでいます」
10月に40歳を迎えた。
「中身が子どものままなので、あまり40歳という自覚はないのですが……。でも、年齢を重ねるにつれて、自分のやりたいことを思いっ切り楽しんだほうがいいなと思うようになりました。だって人生は一度きりですから。『楽しもう、楽しもう!』と自分を励ましています」
うまくいかないこともあるけれど、くよくよしたり落ち込んだりして今を楽しまないのはもったいない。自他ともに認める超ポジティブ思考のもち主だ。
「人生はなるようにしかならないですからね。みんなが年をとっていくわけだし、何歳だろうと誰にでも死は訪れるし。だからこそ『人生は一度きり、楽しんだ者勝ち』と考えて、一日一日を楽しく過ごすことが大事なんじゃないかと思います。50歳でも60歳でも70歳でも、楽しみ方はそれぞれあるはず。私もそうですが、読者の皆さんにも全力で楽しく生きてほしいなと思います」
「人生は一度きり、楽しんだ者勝ち」
私は先々に何の不安も抱いていません。年をとるのはみんな同じだし、ありがたいことに支えになってくれる友達や仲間もいるし、何より考えても仕方のないことだから。くよくよするヒマがあるなら、好きなことを思い切り楽しんで生きたいと思っています。
「夢追人」の吉田さんには今、新たな夢がある。
「幸せな家庭を築くこと。これから先、結婚できたらいいなと思っています。ただ、こればっかりは全力で頑張ってもどうなるかわかりませんけどね(笑)」
PROFILE
吉田沙保里さん
よしだ・さおり●レスリング指導者、元レスリング選手
1982年、三重県生まれ。中京女子大学(現・至学館大学)卒業。3歳でレスリングを始める。女子レスリング世界大会16連覇、個人戦206連勝。13大会連続世界一を記録し、2012年に国民栄誉賞を受賞。2019年に現役を引退した後は、レスリング指導者やスポーツコメンテーターなどとして幅広く活躍中。
※この記事は「ゆうゆう」2023年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。