【ラストマン第2話】心太朗(大泉洋)の過去は⁉︎ 実父を演じる津田健次郎の登場にも注目が集まる
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田幸和歌子
福山雅治と大泉洋が「無敵のバディ」となって難事件を解決していくという、TBS日曜劇場のエンターテインメント。第1話ではエンディングのアドリブも話題になりました。上川隆也、吉田羊、King&Prince永瀬廉と、共演者も魅力的。数々のドラマのレビューを執筆する田幸和歌子さんに、今週の「ラストマン」を語っていただきます。(ネタバレにご注意ください。)
福山雅治主演×大泉洋出演×黒岩勉脚本のTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』の第2話が、4月30日に放送された。
皆実(福山雅治)は着任早々、吾妻ゆうき(今田美桜)を勝手に人材交流企画室の新メンバーとして迎え入れた。心太朗(大泉洋)は、そんな皆実の勝手な行動が面白くない。自由な皆実に振り回される心太朗は、まだまだペースが掴み切れていないようだ。
そんな中、東京郊外の河川敷で女性の絞殺体が発見された。現場には先に駆け付けていた佐久良(吉田羊)班が。佐久良班のみならず、鑑識課にも怪訝な目を向けられる皆実だったが、突如奇怪な行動をとり始め、更に周囲を困惑させていく。
なんと遺体を直接手で探り始めたのだ。しかし、死後硬直の状況や衣服の濡れなどから、死亡推定時刻や死因を見事に推測してみせる。なんとも癖が強く、周囲の人たちはやりにくそうにしているが、腕は確かな様子である。
一方、心太朗は遺体の状況や匂いから、かつて自分が担当した殺人事件と酷似していることに気が付く。12年前、医師の青柳直哉(浜田信也)が患者の女性を絞殺死させた事件だ。被害者に安物のバラの香水がかけられていたことが特徴的で、今回の遺体からも同じ香水の香りが漂っていた。
当時、青柳を逮捕するための決定的な証拠が出てこないことに焦りを感じた心太朗は、強引な捜査を行い、青柳を逮捕して自供させた。しかし、既に青柳は出所し、ジャーナリストの新城司(アキラ100%)の元に身を寄せているという。
皆実と心太朗は、新城の家を訪ねることに。扉が開いた瞬間、心太朗が「お前がやったんだな」と部屋にいた青柳に掴みかかる。さすがに強引な捜査どころの話ではない。これまで大きな問題になっていなかったことが不思議になる。
そんな中、皆実が間に入り、新城と青柳から話を聞き始める。青柳は12年前の事件が冤罪だったと主張し、今回の事件が起こった時刻にもアリバイがあることを訴えた。
後日、新城の動画配信チャンネル内で、心太朗が青柳の胸ぐらを掴み、脅している動画が拡散される。更に、動画では、心太朗の知られざる過去の秘密に関しても暴露されていた。それは、警察名門一家の次男である心太朗が養子であり、実の父親は強盗殺人の犯人であるということ。
その秘密が明かされたことに加え、12年前の事件が心太朗の誤認逮捕なのではないかという疑いが浮上し、今度は被疑者として心太朗が疑われるようになる。心太朗は捜査から外されることに。