【吉永みち子さんの人生相談】義母がくれる不要なもので家の中がいっぱいに!
ものがあふれている室内を姑に見てもらおう
でも、あなたはこれ以上の受け入れを拒否したいと思っているわけですよね。当然です。
まずは夫と話し合いましょう。この家は姑の家ではなく、夫とあなたの家なのですから。
「これ以上ものが増えたら、私たちの生活スペースがなくなって暮らしにくくなる」という共通認識をもち、「もう実家のものはもらわないでほしい」「今あるものも、少しは処分したい」と正直に伝えましょう。お姑さんだって、嫁に言われるより息子に言われるほうが傷つきません。夫に矢面に立ってもらうのが一番です。
といっても、夫が何もしてくれない可能性もありますよね。その場合は、お姑さんに直接交渉するしかありません。口で言うより、もので埋まっている室内を見てもらうほうが効果的です。
そのうえで「私の友人が欲しいって言っているんですが、あげてもいいですか?」と聞いてみましょう。もらったものの所有権をはっきりさせ、処分する権利がこちらにあることを確認するのです。ダメだと言うのであれば、「もう置き場所がないので、荷物を預かってもらおうと思うんです」と、トランクルームの案内を見せるのもひとつの方法です。
ブランド品など値がつきそうなものは、「ネットのフリマで売ってみませんか?」と提案するのもおすすめ。こういうことは若者世代が得意ですから、孫に提案してもらうといいですね。捨てるよりはずっと罪悪感は少なくてすむし、少額でも収入になればうれしいものです。
※この記事は「ゆうゆう」2022年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。