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初対面の相手とのコミュニケーション術。小林弘幸先生がアドバイス!

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雑誌「健康」編集部

悪口、人の評価は自律神経に一利なし

NG
×「うんうん、そうだね、そうだよね」

NICE
◎「う~ん、わかりませんね」

●あいまいな相づちは、悪口を言ったことと同じ
●悪口を口にすると自律神経が乱れる

ストレスを抱えた体は、コンディションが悪くなります。そのストレスの9割は、人間関係からくるものです。

ストレスのもとになっている気に入らない人に対する評価は、悪口や愚痴という形で口から出てきます。そして聞き役を巻き込んで、言うほどに盛り上がるという負のループを招くのです。

悪口を盛んに口にする人は、もともと多くのストレスを抱えていて、自身の人生や日常に不満を感じている場合が多いものです。そしてその感情が批判的な言葉となって口から出た段階で、自律神経を大きく乱します。気持ちが高揚して、つい言い過ぎて、面倒な事態を招くこともあります。そうなると言ったことを後悔し、さらにストレスを抱えることになります。

私は「他人の評価を口にしない」ことを心がけています。誰かの話題が上ったときに同意を求められたら、「へえ、そうなんですか」「う〜ん、わかりませんね」「よく知らないんですよ」といった受け答えをします。人の評価を口にしないスタンスは、自律神経を整えるのに最も有効な方法です。

PROFILE
小林弘幸先生
こばやし・ひろゆき●順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、自律神経と腸を整える健康な心と体を提案。順天堂医院に日本初の便秘外来を開設し、「腸のスペシャリスト」として、多数のメディアで活躍。『上機嫌の習慣』『自律神経の名医が考案した ぜったい幸せになる話し方・伝え方』(ともに主婦の友社)好評発売中。

※この記事は「健康」2023年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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自律神経の名医が考案した ぜったい幸せになる話し方・伝え方

小林弘幸著
主婦の友社刊

悩まない、傷つかない、ストレスフリー。
幸せになるコミュニケーション

ストレスの9割は、人間関係とそこでくり広げられるコミュニケーションが要因です。話し方・伝え方は、そこで最も影響の大きなファクターといえるでしょう。

コロナ禍になり、在宅ワークが増え、会食やコンサート、スポーツ観戦などを今まで楽しんできたものへの行動制限にも取り組んできました。その結果、人と直接会う機会が極端に減り、コミュニケーション不足によって、自律神経の乱れはさらに大きくなってしまいました。

コミュニケーションの重要性をつくづく実感した今こそ、お互いに「しあわせになる話し方・伝え方」が大切です。この本では「しあわせになるためには、どんな言葉をかけるべきか」、そして「どんな返答・対応をすべきか」など、具体例をあげて説明、ご自身のシチューションに近いものを探して参考にしていけます。「しあわせになる」「しあわせにする」ことを前提にコミュニケーションがくり広げられれば、交感神経と副交感神経のバランスがととのい、自律神経も「幸せな」状態をキープできます。これこそが本書が目指したことです。

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健康2023年夏号

主婦の友社刊

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