こんなセールス文句には注意!薄毛治療に良いクリニックの見分け方とは?
クレアージュ エイジングケアクリニック 総院長の浜中聡子先生にうかがう、女性のための薄毛対策レクチャー。第3回は「薄毛、抜け毛をなんとかしたい」と薄毛治療を考え始めた方に、オンライン診療やクリニックについて解説をします。気をつけたいポイントをチェックしておきましょう。
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目次
一般の皮膚科で受けられる薄毛治療は限られています
「髪が薄くなった」「細くなってきた」と感じたとき、多くの方がシャンプーやトリートメントなどヘアケア用品を変えてみたり、美容院に相談したりするのではないでしょうか? 正しいヘアケアをしているつもりだけど、鏡を見たときにどうしても分け目が気になる、薄くなってきたトップがどうにかならないか、そんなときには医療の扉をたたいてみるという方法もあります。
「薄毛を何とかしたい」と思ったとき、最初の相談先として選択されることが多いのは皮膚科でしょう。でも加齢に伴う薄毛は、医療保険が適応される「病気」ではありません。保険治療が適用になるのは円形脱毛症、甲状腺機能障害など病気による抜け毛、ケガなどによる皮膚の損傷で起こる抜け毛など、ごく限られたケースです。
積極的に薄毛治療を行っているかどうか、見分ける3つのポイント
加齢変化に伴う薄毛、抜け毛の治療をより積極的に行っているのが自費診療の専門のクリニックです。たとえば「女性」「薄毛」「治療」などのワードを入れて、インターネットで検索をすると多くの美容クリニック、AGAクリニック(男性型脱毛治療を行う専門クリニック)などがヒットするでしょう。すると、今度は「どの治療施設を選べばいいのか?」で悩みますよね。
薄毛の改善には内服薬、外用薬、注射、外科的な治療などさまざまなアプローチ法があります。それら全ての治療に対応できるのが、良いクリニックとは限りません。その施設がきちんとした薄毛治療を行っているかどうか、初心者が見極めるポイントを3つご紹介しましょう。
①問診だけではなく、マイクロスコープなどを使って、頭皮の状態を確認している
②定期的に頭皮や頭髪の状態を写真で記録して、治療効果を客観的に判断する。患者にも写真を見せて、経過や効果を説明してくれる
③一定期間同じ治療を続けても効果が実感できない場合、別の治療法を提案する