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【アジサイの剪定】いつ・どこを切る? 7月中に終わらせたい旧枝咲き品種の切り方ガイド

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園芸ガイド編集部

店先に並ぶ、花色も姿も個性豊かなアジサイたち。その多様さの裏にある性質やそのルーツなどは意外と知られていないもの。それらを知ることで、アジサイ栽培で悩みの多い「いつ、どう剪定したらいいのか」が解明できそうです。植物好き、特にアジサイ好きで知られる田島道男さんに、アジサイの剪定方法について考察していただきました。

田島道男さん

神奈川県川崎市の安楽寺住職。実家は花農家(たけいち農園)。種苗会社を退職後、現職に就く。アジサイ好きが高じてアジサイ生産者の吉岡麗子、真美子姉妹とアジサイ育種に携わる。

アジサイの剪定の仕方

アジサイは剪定をしなくても咲きます。しかし、剪定をしたほうがきれいに咲かせることができますので、剪定が推奨されます。剪定することで枝数を多くし花数を増やせたりしますし、逆に枝数を減らすことでより健康的な太い枝を残せたりします。ほかにも、樹形を整えられる、好みの高さに調節できるなどのメリットもあります。アメリカノリノキ(アナベル)やノリウツギは旧枝のほかに、春になって株元から出てくる新枝(ベイサルシュートひこばえ)にも花をつけるため、剪定は早春までに行えば大丈夫ですし、切る位置も難しくはありませんので、ここでは旧枝咲き品種(ガクアジサイ、ヤマアジサイ、園芸アジサイなど)についてご紹介します。

剪定時期はいつ?

花芽は、枝が成長し、秋までの間に形成されます。剪定時期が遅いと、枝の成長が不十分となり花芽形成できずに冬になってしまいます。このため剪定は7月中には終えたほうがよいでしょう。

また遅い時期の剪定は、形成された花芽を切り落としてしまうことになります。一方、側枝着花性品種については、花芽形成された側枝が出る部分を切り落とさなければ、8月以降に頂芽を切り落としたとしても、側枝が翌年に開花します。ただし、側枝着花性の品種であっても、側枝の着花率が高い品種もあれば、着花率が低い品種もあります。側枝着花性だからといって、すべての側枝が開花するわけではありません。

なお、頂芽着花性か側枝着花性かの見きわめ方ですが、旧枝からでた枝の先端のみに花がついていれば頂芽着花性、旧枝の側枝から伸びた新枝にも花がついていれば側枝着花性です。

どこを切る?

植物は全般的に、枝が多くなれば花は相対的に小さく、枝が少なくなれば花は大きくなります。パワーが分散、集中するからです。たくさん芽を残して切れば、枝数が多くなり花数も増えますが、ひとつひとつの枝は細くなり花も小さくなります。枝数を減らせば、枝は太く花は大きくなります。ただし、もともと枝が細いヤマアジサイの場合は、枝数を減らしても茎はあまり太くはなりません。

また上のほうで切れば、上のほうから枝が出て、は大きくなります。茎が細い品種は大きくなりすぎると倒れやすくなりますので、注意が必要です。また切る位置が下すぎると、芽吹きが遅れ花芽形成できずに冬になってしまい翌年咲かないという場合もあります。剪定はそういったことを考慮して行います。

新旧枝両枝咲きとは? 

最近、アジサイにも新旧両枝咲きという品種もでてきています。アメリカノリノキ(アナベル)、ノリウツギ以外の、園芸アジサイの新旧両枝咲きといわれる品種は、新枝(ベイサルシュート・ひこばえ)にも咲くこともありますが、アナベルのように安定的に新枝に花がつくわけではありません。“新枝に咲くこともある”というくらいに考え、旧枝咲き品種と同じように剪定するのがよいと考えます。

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枝数が少なくなるように剪定

剪定をあまり行わずに管理した株。枝数が少なく、花数も少ないが、そのぶん一本一本の枝が太く花も大きくなっている。

枝数が多くなるように剪定

側枝咲き性でもともと花数は多いが、毎年剪定を行って枝数を増やし、1株で300輪ほど開花。花数が多い分、花は小さめに。

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花芽とは、植物が開花の準備を始めるために形成される芽のことです。この芽は、茎や枝の先端、葉のつけ根などに現れる場合が多く、やがて美しい花を咲かせる基となります。ガーデニングでは、花芽の確認は植物が元気に育っているサインともいえます。特定の植物は、剪定や施肥のタイミングを工夫することで花芽の形成を促進できます。そのため、花芽の状態を観察することは、美しい庭づくりの重要なポイントとなるでしょう。

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育種とは、人にとって有用な植物を作るために、品種改良を行う技術や作業のことです。病気に強い、収穫量が多い、花色が美しいなど、目的に応じて親となる植物を交配させ、望ましい性質を持つ個体を選び出します。ガーデニングや農業の現場では、新品種の開発に欠かせない重要なものです。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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側枝とは、植物の主幹や主枝から横に伸びる枝を指します。ガーデニングでは、この側枝を整えることで植物の形状や生長をコントロールします。剪定を通じて側枝の生長を促進することで、見栄えのよい形に整えたり、花や果実のつき方をよくしたりすることが可能です。特に果樹栽培では、実のなりやすい側枝を残して剪定を行うことが収穫のポイントとなります。

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