【後編】ショコラさんの月12万円の生活。メリハリのある暮らしで外食も楽しみに
わびしい思いをしないためにメリハリのある生活を工夫
ところで月2万円の食費はどう使っているのか。職場にはお弁当を持参、夕食は自炊で栄養のバランスを考えた野菜中心の簡単な料理を作る。
「昨日の夕食は、野菜多めのラーメンでした。息子が遊びに来るときは好物のビーフシチューなどを奮発しますが、一人の食事は本当に質素。でも、ラーメンもお気に入りの北欧のボウルに盛ったりして、盛りつけや食器を工夫して楽しんでいます(笑)」
また調味料は、マヨネーズから昆布だしまでほとんど100円ショップのミニサイズを使っている。
「日本のメーカー品ですし、ミニサイズだとコスパはよくないかもしれないけれど、ひとり暮らしでも賞味期限内に使い切れて無駄がありません。エコですよね」
家での食事はシンプルに、でも月に数回、息子や友人たちと外食を楽しんでいる。
「外食は娯楽費から出します。外食が楽しみで、日々の節約の励みにもなっています」
100円ショップで購入してよかったものを紹介します
いくつになっても夢は想像しているだけで楽しい
ショコラさんのブログは読んだ本の感想や、休日のママチャリ散歩の写真や記事が充実していて楽しい。
休日にママチャリで銭湯へ行くのが楽しみで、大きな浴槽で手足を伸ばせば温泉気分になってリフレッシュできると笑う。街散策でレトロな喫茶店に入り、スイーツを頬張ることも。神社仏閣で御朱印をいただくのも楽しみのひとつだという。
「これからやりたいこともあります。ひとつはフラダンス。いつかやりたいですね。また、子どもの頃に習っていたピアノを弾きたい。ピアノを買うことはできませんが、今はピアノが弾ける貸しスタジオがあるようなので行ってみたいと思っています。小さなことでも何でも、夢は考えるだけで楽しくなるからいいですね」
お金をかけずに、どう人生を楽しむか。そのためには工夫が必要だし、工夫が楽しい、とショコラさん。
「私は、今が人生でいちばん楽しいです」
撮影/橋本 哲
※この記事は「ゆうゆう」2022年1月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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