【ガーデニング】初心者でも育てやすく料理に活躍するハーブの寄せ植え
病害虫知らずで育てるポイントは?
ハーブを栽培する際には、できれば農薬は使いたくないものです。そのためには、丈夫に育てることが大事!
まずは、清潔な土に植え、そして、日光と適度な風によく当てます。適度な水やりも大切です。
病気や害虫による被害を発見したら、被害を受けた枝ごと切り取り、拡散を防ぎます。
苗の植えつけ方法
葉がいきいきとした元気な苗を求め、市販の培養土で植えつけます。農薬を使っていない苗か、使用量が少ない苗を求めると安心です。
培養土には肥料が入っているので植えつけ時の元肥は不要です。
鉢に鉢底網、鉢底石、培養土の順に入れ、ポットから抜いた苗を置きます。背の高いものは後ろに、低いものは手前に配置するのが原則。
残りの土を鉢の上部から2~3㎝のところまですき間なく入れ、軽く押さえます。最後に水を十分に与えます。
日常のお手入れ方法
鉢は日照と風通しがよく、雨が当たらない場所に置きます。地面に直接置くより、レンガなどの上に置いたほうが風通しがよくなり、病害虫の被害も少なくなります。
水やりは鉢土の表面が乾いて白っぽくなったら、たっぷりと与えますが、猛暑の時期には1日2回、必要なことも。鉢受け皿に水をためておくのは、根腐れの原因になるのでやめましょう。
肥料は有機質肥料などを、書いてある分量と用法を守って与えます。
収穫の仕方
株全体の生長の様子を見ながら、必要な分だけを適宜、収穫します。茂りすぎたら、収穫を兼ねて枝をすかします。株の外側の枝から摘むのが基本ですが、葉を1、2枚使う場合は、枝の左右に葉が出ている節の上にはさみを入れます。
たくさん収穫したときは、室内の風通しのよい場所で2週間ほど乾燥させ、ドライハーブを作っておくと便利です。
この記事を参考に、料理に活躍するハーブの寄せ植えをぜひ作り、育ててみてください。
撮影/川部米応
※この記事は「ゆうゆう」2016年6月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
※2023年5月19日に配信した記事を再編集しています。
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桐原春子
英国ハーブソサエティー終身会員。長年、自宅でさまざまな植物を育て、家庭での実用的かつ美しい庭づくりを提唱。国内外の多くの庭を訪れ、ハーブの歴史、育て方、利用法を研究。カルチャースクールでハーブ教室の講師を務める。『知識ゼロからの食べる庭づくり』(幻冬舎)など著書多数。ブログ「桐原春子のハーブダイヤリー」やインスタグラムでも情報を発信中。
英国ハーブソサエティー終身会員。長年、自宅でさまざまな植物を育て、家庭での実用的かつ美しい庭づくりを提唱。国内外の多くの庭を訪れ、ハーブの歴史、育て方、利用法を研究。カルチャースクールでハーブ教室の講師を務める。『知識ゼロからの食べる庭づくり』(幻冬舎)など著書多数。ブログ「桐原春子のハーブダイヤリー」やインスタグラムでも情報を発信中。