シンプルライフ研究家マキさんの 旬を味わう「半調理」の秘密とは?
「こうしなくちゃいけない」と思うと、家事は面倒。それなら、ちょっとの工夫で家事のストレスを解消しませんか。シンプルライフ研究家のマキさんに、「料理をつくる人にしかできない特権」をうかがいました。料理がおいしくて楽しくなるヒント満載です。
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人気インスタグラマー マキさんの「気分よく家事ができるヒント」とは?「なんちゃって」でも、じゅうぶんおいしい。家庭料理は「楽しさ」を隠し味に
私の料理はほぼ「なんちゃって」が多く、正式なザ・定番料理がつくれません。
これはおそらく私が、なにごとにおいても型にはまるのが苦手だから。指示された順番どおりにできないので、レシピ本も読めないという始末なのです。
ですが、家庭料理というものは、なんちゃって料理でいいのではないでしょうか。家にある材料を使って、こんな感じかな?と雰囲気だけでつくってみる。そんな気負いのなさに、家庭料理の楽しさがあると思います。
ときどきキンパが食べたくなって、たまにつくるのですが、わが家には巻きすがなく、韓国のりも常備していないので使いません。
ごま油を塗り、塩を振った焼きのりに、ごはんと好きな具をのせてくるくると巻くだけ。
「半調理」で日々の料理をおいしく簡単に
近ごろはカット野菜や冷凍食材もあるし、調理済みのものを買えば、もっと楽。ですが私の場合、「おいしさに対して、あきらめたくない自分」がいるんです。旬も大切にしたいし、好みのゆでかげんや味つけの料理を口にして、しあわせを味わいたい。
そこで、「半調理」というワザで、自分が心地よくいられる「楽さ」を、日々にとり入れることにしました。食材の使い始めにちゃちゃっとやってしまえば、あっという間です。
(写真左上から)
豚肉のみそ漬け。ほうれんそうは塩ゆでにしてアク抜き。白菜の軸をせん切りに。ブロッコリーの塩ゆで。にんじんのごま油炒め。にんじん、きゅうり、セロリのピクルス。大根は短冊切りに。スナップえんどうの塩ゆで。洗ってへたをとったミニトマト。蒸しさつまいも。