【ガーデニング】殿堂入りのバラはどんなバラ?世界バラ会議etc. バラの知識を深めよう
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吉原美奈子
剪定 剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。
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2025年世界バラ会議は日本で
みなさんは「世界バラ会議」というワードをご存じですか? 「世界バラ会連合」という40か国のバラ会によって構成される組織が、3年に一度開催する国際会議で、世界中のバラ研究家、生産者、育種 育種とは、人にとって有用な植物を作るために、品種改良を行う技術や作業のことです。病気に強い、収穫量が多い、花色が美しいなど、目的に応じて親となる植物を交配させ、望ましい性質を持つ個体を選び出します。ガーデニングや農業の現場では、新品種の開発に欠かせない重要なものです。
会議ではバラの研究成果や最新情報が発表され、バラの世界の最高レベルの会議と見なされています。多くのバラ関係者の交流も図られる重要なイベントなのです。
さて、2025年にはこの「世界バラ会議」が日本の広島県福山市で開催されることが決まっています。
会議の主体は実行委員長の福山市ですが、観光庁、農林水産省、国土交通省、外務省、経済産業省といった国の機関が特別顧問としてバックアップするようで、この会議が意義のあるものだとわかります。
バラにゆかりの深い福山市
開催地の福山市は古くからバラを大切にしてきた自治体です。太平洋戦争の傷がいえない1950年代半ば、市民の手により1000本のバラが公園に植えられたのが、バラとの縁の始まりとされます。
「荒廃したまちにうるおいを与え、人々の心に安らぎを」という声がわきあがり、その公園は現在の福山ばら公園となりました。
公園は近年リニューアルされ、バラの数は従来の280種5500本から670種7000本へと大幅に増えました。バラ愛好家も満足できるボリュームで、アーチをたくさん設けているので立体的な演出が見られそうです。
福山市を象徴する‘ローズふくやま’というピンクのバラもあるのでチェックしてみてください。
