「リベイク」のすごさを実感できる【オーブントースター】とは? 家電のプロ・神原サリーさんのおすすめ3選
ライフステージの変化や、体や心のゆらぎを日々実感するゆうゆう世代。そんな大人の暮らしをより豊かで快適にしてくれるアイテムを、家電のプロ・神原サリーさんがナビゲート。第18回は、「オーブントースター」3点をご紹介します。
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「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」の大ヒットを皮切りに、トースターブームが巻き起こったのは2015年のこと。それから10年近い年月が経った今、再びトースターブームが到来していると神原サリーさんは言いますが、当時との違いはどんな点にあるのでしょうか?
「最初のトースターブームのころは、バルミューダの影響で水蒸気を発生させながら加熱するスチームトースターが大流行。外側はカリッと香ばしく、中はしっとりふわふわにトーストを焼き上げるトースターが続々登場しました。では最近のトースターはどんな機能を搭載したものがトレンドなのかというと、それは“リベイク”。買ってきた総菜パンや、冷めた揚げ物などをあたため直す機能です。
一般的なトースターで総菜パンや揚げ物のあたため直しをすると、中は冷たいままなのに表面はコゲコゲ……という残念なことになりがちですよね。電子レンジで揚げ物をあたためたとしても、熱が入り過ぎたり、衣がベチャベチャになってしまったり。そんな不満を解決してくれるのが、リベイク機能なんです」
リベイク機能を搭載したトースターであたため直しをした総菜パンは、神原さんいわく、「パン屋さんでしか味わえない、あの焼き立ての味!」なんだとか。
「揚げ物も衣はサクサク、中はジューシーな状態にあたため直しができますし、グリルした肉も中に水分をしっかり閉じ込めた状態であたたまり、焼き立てのおいしさが復活します。
加齢とともに、気力や体力が低下して料理がおっくうになり、市販の総菜に頼ることが増えてきたという人も多いかと思います。そんなときでも、こういったトースターがあれば、おいしく、心豊かな暮らしができるはず。一般的なトースターに比べるとちょっとお値段は高めですが、ゆうゆう世代にこそ活用してほしい家電のひとつです」
バルミューダ「ReBaker(リベイカー)」
トースターブームの火付け役、バルミューダのトースター第3弾は、その名のとおり、リベイク機能にこだわったトースター。
「バルミューダ代表の寺尾玄さんは、子どものころから『まるごとソーセージ』(山崎製パン)をあつあつの状態で食べたいと思っていたそうなんです。でもトースターで焼くと、ソーセージがあたたまる前にパンが焦げてしまう。そこで開発されたのが、あたため直し専用の温度制御テクノロジーを搭載した『ReBaker』。
実際に私もソーセージパンをリベイクしてみたのですが、パンの表面はさっくり、中はふんわりの焼き立て状態で、ソーセージはゆで立てのようなジューシーさ。『ReBaker』を使う前は、『あたためなくてもおいしいじゃん』と思っていたのですが(笑)、リベイク前とはけた違いのおいしさにただただびっくり。それ以来、なんでもリベイクするクセがついてしまったほど、衝撃的なおいしさでした」
総菜のあたため直しには、「フライドモード」を使用。厚めのとんかつも、細長いフライドポテトも、表面を焦がすことなく、揚げ立ての食感と香りが復活します。
「予熱なしで使える『オーブンモード』もあり、グラタンやおもちを焼くのも得意。使い方も簡単なので、全方位においしく、使いやすい一台だと思います」
「ReBaker」KTT01JP 全2色
本体サイズ(外寸):幅347×奥行330×高さ216mm 重量:約3.9kg
運転モード:トースト、チーズトースト、リベイク、フライド、オーブン
タイマー:1~10、15分
2万5300円
バルミューダ ☎︎0120-686-717
https://www.balmuda.com/jp/rebaker/