足のアーチ機能を改善し「歩くのが楽しい」足に

アーチを支えることで本来の機能が復活し、地面からの衝撃を吸収。転倒予防にも。

「本来、人間の足にはアーチがあり、そこをしならせて歩くようにできていますが、平坦な道が増えてあまり歩かなくなった現代では、アーチがつぶれ、足の機能が衰えてしまった人が増えています」と語るのは名取良子さん。

かつてフィギュアスケート選手として期待されていた名取さんですが、椎間板ヘルニアを発症。改善策を求め、スポーツ医学を学ぶために渡米。そこで出合ったのがインソールでした。選手の腰や膝のケガを予防し、パフォーマンスを上げるインソールの効果に驚いた名取さんは、帰国後AI歩行分析によってインソールを作る会社を立ち上げました。

●名取良子さん
SK8INSOLL 株式会社代表取締役

自身のフィギュアスケート選手経験をもとに、スケートシューズ用のオーダーメイドインソールの開発・製造・販売を行う。そのノウハウを生かし、高齢者の歩行をサポートするTOKYOINSOLLを開発。

沈んだアーチを支えて「100歳まで歩ける人」を増やしたい

インソールの裏側は土踏まずをしっかり支える仕様。

今では、大手介護事業者からの要望もあり、一般高齢者の歩行をサポートするインソール作りにも注力しています。歩行が困難になった高齢者が実際にインソールを使用したところ、トイレまでひとりで行けるようになった例や、家族と外出ができるようになった例もあるという。

「誰もが100歳まで自分の足で歩き、好きなことに挑戦できる世の中を目指したいと思っています」現在もフィギュアスケーターとして活動する名取さん。自身も「100歳まで表彰台を目指せる体が目標」だと言います。

ゆうゆうの編集部員が試してみました！

「いつもの靴にTOKYOINSOLLを入れると、それだけでぐっと背筋が伸び、頭が天から引っ張られて、丹田に力が入った感じに。歩いてみると足が軽く、歩幅が広がりました」

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