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勉強する私をじゃまする夫。どうすればいい?【坂東眞理子さん】のすっきり人生相談

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ゆうゆう編集部

仕事、健康、人間関係、親の介護、老後のお金……50代からの人生には不安や迷いがいっぱい。そんな私たちに「ウィメン・ビー・アンビシャス。自分で自分の人生に責任と覚悟をもって生きていこう」とエールを送ってくれる坂東眞理子さんが、皆さんのお悩みを解決します。

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©️廣江雅美

プロフィール
坂東眞理子
ばんどう・まりこ●1946年富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府(現内閣府)入省。埼玉県副知事、オーストラリア・ブリスベン総領事、内閣府初代男女共同参画局長などを務め、退官。現在、昭和女子大学総長。『女性の品格』『70歳のたしなみ』『幸せな人生のつくり方』など著書多数。

相談 ①
勉強する私を夫がじゃまします

息子が独立して自分の時間ができ、昔から憧れていた芸術大学の通信コースに通い始めました。作品の提出などあり忙しくも楽しい日々。私が課題をやっていると、夫がじゃましてきてうっとうしいです。「そんなことしても金にならん。メシは?」が夫の口癖。夫を黙らせるにはどうすればいいですか?(63歳・主婦)

「柳に風、お耳に栓」で。夫にも趣味を見つけてもらいましょう

お世辞でも夫に感謝を

まず、夫にじゃまされるからといって、絶対に学びをやめてはいけません。お子さんも独立して、今やっと好きなことができるようになったのですから、楽しく続けてください。

夫がうっとうしいのであれば、一つの対策として夫にも何か始めさせてみてはどうでしょうか。ゴルフ、囲碁・将棋、俳句や短歌、ものづくり……夫が好きそうなこと、やる気を出すかもしれないことを見つけてサポートしてあげれば、夫も新しいライフステージに踏み出せるかもしれません。

夫にしてみれば、自分がないがしろにされているように感じて拗ねているのかも。夫には「私がこうして好きなことができるのもあなたのおかげ」と、心にもないお世辞を言ってください。また、家事の時間は確保するなど、メリハリをつけることも大事。やるべきことをやったうえで生み出した時間の中で楽しみを続けていきましょう。

食事を用意して、感謝の言葉を伝えて、できるだけ夫の期待にも応える。それでもまだ口うるさい場合は、柳に風、お耳に栓。「ああ、また言っているな」と気にしないことです。

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