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【初夏のガーデニング】憧れのホワイトガーデン。白い花10選で梅雨時期をさわやかに過ごす

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光武俊子

小花が集まり野趣ある存在感【アキレア(ノコギリソウ)】

草丈:30~120㎝
開花期:5~8月

北半球の高山にも生える多年草で、日本に帰化したセイヨウノコギリソウが園芸植物として流通。赤や黄色などの花色もあり、のこぎりのようなギザギザした葉っぱをもち、小花を集めた花序とあわせてワイルドな佇まい。暑さには強いものの蒸し暑さは苦手です。

花咲くカーテンにも仕立てられる【プルンパーゴ(ルリマツリ)】

草丈:30~300㎝
開花期:6~10月

熱帯原産の半つる性花木。自立しない半つる性の枝を旺盛に伸ばしながら、白や水色の花を群れ咲かせます。吊り鉢から枝垂れさせたり、ベランダや軒先を利用してグリーンカーテンのように仕立てると涼しげです。樹木なのでうまく冬越しできれば、毎年花が楽しめます。

雨でも傷みにくい林立する花穂が魅力【アスチルベ】

草丈:30~80㎝
開花期:6~7月

寒冷地では冬に地上部が枯れる多年草。日本原産のアワモリショウマなどの仲間で、東アジアや北アメリカに分布します。綿菓子のような大きな花穂は赤やピンクもあり、雨に強く、大株に育つと林立して見事です。日陰でも育てやすいものの、夏の乾燥を嫌うので株元マルチング

涼やかで印象的な花と実が楽しめる【ニゲラ】

草丈:30~100㎝
開花期:5~6月

クロタネソウとも呼ばれる一年草。細かな羽状の葉と不思議な花形が印象的、花後に結ぶ大きな実も楽しめます。実はドライフラワーとしても人気です。花はほかに水色やピンクもあり、混植してナチュラルな雰囲気を楽しんでもよいでしょう。日当たり風通しよい場所で。

【初夏のガーデニング】憧れのホワイトガーデン。白い花10選で梅雨時期をさわやかに過ごす(画像14)

ニゲラの実

多彩な花形を組み合わせ、さし色もきかせよう

今回はできるだけさまざまな花形の白い花を紹介しました。いくらすてきな白花でも、同じような花が並んでいてはそれぞれの個性が引き立ちません。花色が同じだけにできるだけ花の形や大きさ、草丈の異なるものを組み合わせましょう。

また、最初にも触れたように白花は組み合わせる花色を選びません。違う花色をさし色に添えることで、白の高貴な美しさは一層引き立ちます。白を一段と輝かせる花色を見つけてみましょう。

※2023年6月14日に配信した記事を再編集しています。

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イングリッシュガーデンとは、イギリスの伝統的な庭園スタイルで、自然な風景を再現するように草花や低木、つる植物をバランスよく配置します。四季折々の草花が咲き誇るナチュラルで温かみのある景観が魅力で、アーチや小道、ベンチやパーゴラなどを取り入れた庭づくりが特徴です。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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直まきとは、タネをポットなどで育苗せず、直接花壇や畑にまく方法です。​移植を嫌う植物に適しており、間引きを行いながら育てます。 ​

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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地下茎とは、植物の茎が地中に発達する構造を指します。この茎は地表には見えませんが、栄養を貯蔵・増殖する重要な役割を果たします。ジャガイモやショウガがその具体例で、次世代の芽を形成して繁殖を助けます。ガーデニングでは、地下茎植物の管理や植えつけ方法を知ることが、より健全な生長を促すカギとなります。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽しめます。樹形や花色のバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの庭園にも取り入れやすい植物です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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花序とは、複数の花が一定のパターンで並んだ構造を指し、植物の種類によって総状花序、円錐花序、頭状花序など多様なタイプがあります。例えばスズランのように一方向に並ぶものや、アジサイのようにまとまって咲くものなど、その形は見た目の美しさだけでなく、花粉の運搬効率や種子の散布にも関係しています。花序の形状は分類学や園芸品種選びでも注目される要素です。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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