「何日続けたら“本物”になれる?」禅僧 枡野俊明さんの意外な答えとは
がんばりすぎない、惑わされない、負担なく続ける
ただ、現代社会はあまりに情報が多いので、無用に心が揺れてしまいます。たとえばダイエットの場合、10日たっても体重に変化がなければ「このやり方でいいのかな?」と心配になります。つい新しい情報を集め、やり方を変えてしまったり、あきらめてしまったりするかもしれません。100日信じて続ければ効果が表れたかもしれないのに......。
そういう意味で現代は、「本物」になりにくい時代といえるかもしれません。 あっちがいい、こっちがいい、いやそっちじゃないと、さまざまな情報に振り回され、中途半端なものだけが積みあがってしまいがちです。
まずは自分を信じることです。そして信じたものを「続ける」ことです。どんなことでも続けることができれば、揺るぎない力となって自分を支えてくれると私は思います。
ただし、体調が悪いときは無理をしないこと、そして「昨日よりうまくやろう」と成果を求めないことも大切です。細く、長く、負担なく続けることを目指しましょう。
▼あわせて読みたい▼
>>物を持つほど、満たされなくなる? 禅僧 枡野俊明さんに学ぶ“心の整理術” >>平常心を失いそうなとき、まず“吐く” 。禅僧・枡野俊明さんが教える感情の整え方 >>年下とも、苦手な人とも。禅僧・枡野俊明さんが教える穏やかな人間関係のコツ
撮影/橋本哲
※この記事は『悩みを手放す21の方法』枡野俊明著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2024年9月10日に配信した記事を再編集しています。
悩みを手放す21の方法
枡野俊明著
主婦の友社刊
戸惑ったりイライラしたりの毎日、そんな心を支えてくれるのが「禅」の考え方です。禅というと、坐禅を組むことが思い浮かびますが、禅では生活そのものが修行。生活の中に禅的なものを取り入れる21の行動(形)を、禅僧である枡野俊明さんが自ら手本を示しながら教えます。
※詳細は以下のボタンへ
