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脚のカサカサ・かゆみに困ったら必見!【乾皮症】の正しい保湿ケア法とは?

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ゆうゆう編集部

スキンケアは年間を通して。保湿を入浴後の習慣に

乾皮症は予防が最も大事だという。

「まずはスキンケアです。空気が乾燥する季節だけでなく、年間を通して保湿剤を使って保湿し、皮膚のバリア機能を保つことが大事です。夏でもエアコンによる乾燥で乾皮症になることもありますから」

入浴の方法も見直したい。

「さすがに最近はいなくなったと思いますが、ナイロンタオルでゴシゴシ体をこすることはやめましょう。汚れはこすって落とすのではなく、石けんやボディシャンプーをよく泡立てて、泡に吸着させて力を入れずに落とします。泡立てネットなどを使うのもいいと思います。皮膚を清潔に保つことは大事ですが、洗いすぎには気をつけたいものです。お風呂のお湯は熱いと皮脂を落としすぎてしまうので、ぬるめがおすすめ。入浴剤を使うのなら保湿作用のあるものを選びましょう」

入浴後は体が湿っているうちに、できるだけ早く保湿剤を塗りたい。

「保湿剤はローションやクリームなど、市販のものでOKです。ステロイドの入っていないもので、自分の肌に合った好みのものを選びましょう。私はお風呂から出て5分以内に、顔に化粧水をつけ、全身に保湿剤を塗ることを習慣にしています。つめも皮膚の一部なので忘れずに塗ります。自分なりの手順を決めると習慣化しやすいと思います」

乾皮症になりやすいのは脚のすねやかかと、ひじ、背中、肋骨の両脇からおなかにかけてなど、皮下脂肪の少ない部位。「ひっかいて傷になると傷が治りにくい部位」でもあるため、ていねいにケアしたい。

下着は肌に優しい素材のものを。加湿器は手入れをしっかり

肌に直接ふれる下着類にも気を配りたい。

「摩擦で静電気が起きやすい素材は避けたいですね。今は肌に優しい素材がいろいろ開発されているので、天然素材にこだわらなくてもいいと思います。自分の肌に合ったものを選びましょう」

暖房器具を使う時期は室内の乾燥も気になる。

「湿度を上げるなら、室内にぬれタオルを下げておくだけでも効果があると思います。加湿器を使う場合は、かびや菌が発生しないように手入れが大事です」

その他、食事はビタミン、ミネラル、たんぱく質、脂質、糖質など、栄養バランスを考えて。皮膚には内的&外的ストレスが表れやすい。質のよい睡眠を保つなど、健康を守るための基本的な生活習慣がとても大切だ。

「お酒や刺激物をとると体温が上がって肌がかゆくなったり、かゆみが強くなったりするので、とりすぎないようにしましょう」

【ドクターから一言】
乾燥を防ぎ、健やかな皮膚を保つためには、毎日のスキンケア(保湿ケア)で皮膚のバリア機能を維持することが大切です。

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監修者
常喜眞理

常喜医院 院長

じょうき・まり●1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医。内科学会認定医。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。

じょうき・まり●1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医。内科学会認定医。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。

取材・文/田﨑佳子

※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

※2024年11月4日に配信した記事を再編集しています。

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