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あなたも間違って使っているかも!? 【潮時】が指している時期とは?【クイズ】

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ゆうゆうtime編集部

【潮時】の正しい意味は【ア】

もともとの意味はア。

「潮時」は、潮が満ちたり引いたりするときを表す言葉です。そこから転じて、潮の変わり目、ものごとを始めたりやめたりするのにちょうどよい時期を表すようになりました。

ところが、「ものごとの終わり」という意味だと考えている人も少なくないようです。平成24年度の「国語に関する世論調査」では、「ちょうどいい時期」が60%、「ものごとの終わり」が36.1%、両方の意味が2.5%という結果が出ました。年代別に見ると、20代から50代で「ものごとの終わり」だと答えた人の割合が高く、4割台前半になっています。

「潮時」は「潮時を待つ」「転職する潮時だ」のように、本来はものごとを始めるときや前向きなことがらに使われる言葉ですが、「引退の潮時」「恋人と別れる潮時」などのように、ものごとを終えるときに使われるのを目にすることもあり、「ものごとの限界」という意味だと考える人がいるのかもしれません。

用例

○ そろそろ引き上げる潮時だ。
○ 潮時を見計らって企画書を提出する。

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※この記事は『間違いやすいことばの意味探し辞典』(三省堂)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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