【天地無用】の正しい意味、知ってる? 間違って使うと荷物が大変なことに…【クイズ】
【天地無用】の正しい意味は【ア】
もともとの意味はア。
「天地」は書物や荷物、紙などの上下のこと。「無用」は、一般的には「役に立たない、必要ない」という意味ですが、ここでは「してはならない、必要でない」という意味で、ある行為を禁止することを示しています。「問答無用」「心配ご無用」などというときの「無用」です。
したがって「天地無用」とは、「上下を逆さにしてはいけない」という意味です。もともとは運送業などで使われていた業界用語で、「天地入替無用」や「天地顛倒(てんとう)無用」という言葉が短くなって「天地無用」となったといいます。「入替」や「顚倒」という言葉が省略されてしまったために、「天地無用」を「上下(を気にすること)は不要」ということだと思ってしまうのか、「上下を逆さにしても問題ない」という意味でとらえている人も少なからずいます。
平成25年度の「国語に関する世論調査」では、「上下を逆にしてはいけない」が55.5%、「上下を気にしないでよい」が29.2%という結果が出ました。特に16〜19歳は、「上下を気にしないでよい」が「上下を逆にしてはいけない」を6ポイント上回っています。
このように、「天地無用」では誤解を招くおそれがあるとして、最近の運送業界では「逆さま厳禁」「この面を上に」という表示も使われるようになってきています。
用例
○ この荷物は天地無用なので、注意して扱ってください。
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※この記事は『間違いやすいことばの意味探し辞典』(三省堂)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
